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犬の感染症対策、犬が集まるところでちょっと気をつけると安心なこと
犬の感染症は、犬同士が接触しやすい場所でかかりやすくなります。飼い主さんがちょっとだけ気をつけておくことが、犬の感染症対策となるので参考にしてみてください。いぬのきもち相談室の獣医師が解説します。
犬の感染症は不特定多数の犬が集まる場所で起こりやすい

犬の伝染病や感染症は、不特定多数の犬が集まる場所でうつるリスクが高まります。
不特定多数の犬の集まる場所とは、例えば、動物病院やドッグラン、ドッグカフェ、イベント会場などが挙げられます。このような場所では、愛犬が感染症にかかるリスクがあるでしょう。
特に、予防のためにワクチン接種をしていない犬が集まる場所や予防接種済証明書などの提出などがなく、施設内に制限なく出入りできる場所では、リスクはより高くなります。
しかし、怖がり過ぎることはありません。現在、犬同士でうつりやすい伝染病や感染症は、予防接種や予防薬で対処できるので、しっかりと予防を行いましょう。
愛犬が感染症にかからないために飼い主さんができること

体調に不安のある犬は、犬の集まる場所に連れて行かないようにしましょう。ただし動物病院は例外です。
動物病院は、病気の治療を行うための場所ですので、元気で健康な犬だけが受診するのではなく、治療を必要としている犬もいます。
もし車で来院しているのであれば、不安があるときはできるだけ車の中で待たせたり、他の犬との接触や匂いかぎをさせないことも対策となります。
反対に、もし愛犬に何らかの感染症と思われる症状や兆候がみられている場合は、事前に動物病院に電話連絡を行ったり、受付や問診で状況を隠さずに伝えることが、他の犬にうつさない配慮にもつながります。
獣医師から飼い主さんへのアドバイス

病気で具合が悪い子や持病のある子、さまざまな理由で予防接種や投薬治療ができない子、予防接種のワクチンプログラムが終わっていない子犬については、犬が多く集まる場所や清潔でない地面を歩かせることは避けたほうがよいでしょう。
犬同士が遊んだり安全に過ごすためにも予防接種を行うことが大切です。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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