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犬にマスクをつける飼い主を目撃…安全なの? 「犬用マスク」の危険性を獣医師が解説
この記事では、犬にマスクをつけるとどういうリスクがあるのかを、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬用マスクって安全なの? 危険性を獣医師が解説
「私たちが人間用マスクを使用するときも、熱がこもり呼吸がしづらいこともありますよね。今年はマスク使用での熱中症も聞かれ、熱中症でなくても熱がこもることでの不調が増えていました。私自身もマスクをするとのぼせやすいことを体感しています。呼吸がいかに大事か思い知らされます。
これが犬となると、人よりもさらに苦しさを感じることは言うまでもありません。犬は口からの呼吸で体温調節をしていることは有名な話です。呼吸器・循環器に問題を抱える犬であれば、日常的に呼吸がしづらい傾向にありますので、マスクの使用はやめておきたいです」
「そうですね。たとえ犬が嫌がるような素振りを見せなくても、犬へのマスクの使用はやめましょう。
もし無駄吠え防止や拾い食い防止の目的でマスクを使っているのであれば、マスクではなく通常の犬用の口輪の使用をおすすめします」
飼い主さんが愛犬のためにできる新型コロナウイルス対策とは?
「現段階では、新型コロナウイルスは犬に重篤な問題を起こさないとされています。これだけの期間この状態を保っているので、今後も大きくは変わらないのでしょう。
そのため、まずは飼い主さん自身が予防することが大切になります。よく寝る、疲れたら休む、食事はバランスよく食べる、適度に遊び、適度に人と関わる、密にならない、適切な場所でマスクをする…こうしたことを日頃から意識したいですね。
犬もよく寝て、よく食べ、よく遊ぶことが免疫力を下げない一番の方法です。また、新型コロナウイルスだけでなく、ほかの感染症予防のためにも、愛犬とのキスなどの過度な接触は避けましょう」
「そうですね。これからの季節は、乾燥して呼吸器がダメージを受けやすいです。犬も咳がでやすい季節になります。部屋を加湿することも呼吸器を守る対策のひとつになるので、ぜひ加湿を心がけてみてください。また、エアコンもほこりが舞うのでキレイに掃除をしておきましょう」
「犬は口で体温調節をしている」ということを、飼い主さんは忘れないでおきたいですね。
取材・文/sorami
構成/いぬのきもちweb編集室
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