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なぜ背を向けるの? 飼い主に「お尻をつけて座る」犬と仲良くなる方法
愛犬がそばに寄ってきてくれるのは嬉しいけれど、自分にお尻をくっつけ、そっぽを向いて座られると、愛犬との距離を感じてしまうという人もいるでしょう。なぜ犬は、飼い主さんにお尻をつけて座るのでしょうか。そんな謎の行動をとる犬と仲良くなる方法を紹介します。
お尻をくっつけて、そっぽを向く犬の気持ち

人はお尻をキレイな部位と思っていないので、犬にお尻をくっつけられることを好まないかもしれませんが、犬は嫌がらせする意図でお尻をつけているわけではありません。
むしろ愛犬が、自分で守ることができない無防備な背中を見せながら座っているのだとすれば、飼い主さんに信頼の気持ちを感じているでしょう。しかも、お尻をくっつけることで、ちゃっかり飼い主さんの温もりを感じています。
ツンツンしたぶっきらぼうに見える態度の裏には、飼い主さんへの信頼がしっかりと隠れていたのです。
背を向ける犬ともっと仲良くなるには、どうしたらいい?

愛犬の信頼する気持ちに応えてあげると、犬も「飼い主さんが、自分の気持ちをわかってくれている」と感じることができ、より絆が深まっていくでしょう。
愛犬が無防備に背中を向けているのであれば、それを利用しない手はありません。例えばスキンシップが大好きな性格の犬なら、背中を優しく撫でてあげると、よりリラックスできるでしょう。
ついでに肩やしっぽの付け根付近など、犬が触られることを好むポイントも撫でて、愛犬をもっと喜ばせてあげましょう。
積極的なアピールばかりではない

絆を深めているのに、愛犬があまり「大好き」とアピールしてくれないと、ちょっと寂しい気持ちになりますよね。でも、犬に大きなアクションのアピールばかりを求めないように。
好きな気持ちのアピールとしては、少々物足りなく感じるかもしれませんが、飼い主さんにお尻をくっつけるのも立派なラブサイン。
その犬なりに飼い主さんへの愛情を表現しているのだから、「うちの犬はそっけない……」なんて思わないで、愛犬の気持ちをしっかりと受け止めてあげましょう。
犬も、飼い主さんに自分の気持ちが伝わっていることがわかれば、嬉しいはずですね。
理由がわかると、愛犬のお尻をくっつける行動が、ちょっと可愛く見えてくるかも。最初は「何でお尻をくっつけて座るの!?」と思っていた人も、「もっと、お尻をつけて座ってほしい」という気持ちになれたのではないでしょうか。
参考/「いぬのきもち」2017年4月号『もっと仲よくなれる“お返事のしかた”つき 愛犬の大好きサイン&ツンデレサイン』(監修:東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授 獣医師 獣医学博士 増田宏司先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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