人と同じように、犬にも「気分」があります。飼い主さんに甘えて子犬気分になったり、おもちゃを振り回して野生気分になったり……。ときには飼い主さんと同じ、「人になったような気分」になることもあるのでしょうか。
それでは、犬が“人のような気分”のときに見せるしぐさを、チェックしていきましょう♪
犬も人になったように感じることがある?
人気分とは、人間社会になじんだ犬が、人との違いを感じなくなっている時の気分のこと。
犬はふだん人の足元で過ごしていますが、たとえば、抱っこなどで飼い主さんと同じ目線の高さになると、視界が開けて爽快な気持ちになることも。
「人気分」ときの犬に見られるしぐさは?
「人気分」の時の犬は、微笑んでいるようなやさしい目つきをしたり、口元がゆるんだりするようです。なかには舌を出しっぱなしにしてしまう犬も。
愛犬がごきげんなときは、いいコミュニケーションをとるチャンスです!「ごきげんだね」などと声をかけ、やさしくなでてリラックスさせてあげましょう。
飼い主さんとテレビを見ていると「人気分」になりやすい!
犬が「人気分」を満喫しやすいシーンのひとつが、飼い主さんと一緒にテレビを見ているとき。飼い主さんと同じ目線の高さで同じものを見ることで、「人気分」を味わえるのでしょう。
一緒にテレビを見て楽しんでいるのかも……?
飼い主さんに抱っこされているときも「人気分」になりやすい!
最初にもお話ししましたが、飼い主さんに抱っこされているときも、犬は「人気分」を満喫しやすいといいます。
大好きな飼い主さんに抱かれて安心でき、いつもより高い目線でまわりを見渡せるため、できれば犬の気が済むまで抱き上げたまま、「人気分」を満喫させてあげられるといいですね。
みなさんの愛犬も、「人みたいな気分を味わっているのかな?」と思うようなしぐさや行動を見せることはありますか? 犬の様子から気分をくみ取ることで、愛犬との信頼関係がさらに強まります。愛犬の様子を観察し、どんな気分なのか想像してみてくださいね!
参考/「いぬのきもち」2015年12月号『子犬?仲間?それとも野生……?しぐさ、行動からひもとく!今、愛犬は何気分?』(監修:哺乳類学者 川崎市環境影響評価審議会委員 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。