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愛犬の「おしっこを採る方法」 正しい検査をするための方法を獣医師が解説
冬は犬が膀胱炎になりやすい季節です。「あれ?おしっこがいつもと違うかも?」と感じたとき、動物病院で正しい尿検査をするための「犬の採尿方法」をいぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
犬のおしっこを採尿したことはありますか?
「犬のおしっこをとるのは大変!」という方や「自己流でなんとなく行っている」という方はいませんか?
おうちでできる愛犬の採尿方法を知っておけば、愛犬のおしっこの色やニオイ、頻度など尿の変化に気がついたとき、すぐに採尿して動物病院を受診することで、おしっこのトラブルに少しでも早く対応することができます。
正しく採尿できないと尿検査の結果に影響が出ることも
採尿してから時間が経過していたり、室温のままで放置しておくと尿が変性してしまったり、地面や汚れたもので尿を採ると細菌やゴミが混ざってしまうなど、正しい採尿や保管ができないと、検査結果が正しく出ないことがあります。
犬の採尿方法と注意点

①まず、いつものトイレスペースに新しいペットシーツを裏返し、その上で愛犬におしっこをさせます。
②裏返したペットシーツの上に溜まったおしっこをスポイト等で吸いとって動物病院に持っていきましょう。
ペットシーツの代用として、おしっこをする場所にビニールやラップを敷いておしっこをさせてもよいです。他にもトレーや紙コップなどで直接受けてもOKです。
採尿時の注意点
犬の採尿時の注意点としては、尿はできるだけ3時間以内のものが望ましいです。採れた尿は動物病院に持っていく直前まで冷蔵庫で保存するとよいでしょう。
動物病院で渡される検査キットでなくても問題ありませんが、採尿に使うものは新しいものか、よく洗って乾燥させた清潔なものを使うことが大切です。
トイレを外でする犬も同じ採尿方法でOK
外でしかトイレをしない犬は、ペットシーツを裏返すか清潔なトレーなどで地面につかないように尿を受け止めます。家の中でも外でも同じ採尿方法で問題ありません。
尿の変化に気が付くためにも日頃からおしっこを観察しておくことが大切です。
おしっこの採り方についてご紹介しました。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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