犬と暮らす
UP DATE
犬は飼い主に似てくる?人から受ける影響とその理由を獣医師が解説
いぬのきもちWEB MAGAZINEではアンケートを実施し、「愛犬はあなたに似ていると思いますか?」と飼い主さんに伺い、似ていると感じるところを教えていただきました。この記事では、その内容をご紹介するとともに、犬の外見や性格が人に似てくることはあるのかどうか、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきます。
愛犬とあなたは似ていますか?

では、どんなところが似ているのでしょうか。飼い主さんから寄せられた回答の一部をご紹介します。
どんなところが似ていますか?
- 「気が強いところ。大きい犬にも一歩も引かない」
- 「少し神経質で怖がりなところですね」
- 「私の髪色と犬の毛色が似ているからなのか、表情なのか、お散歩していると似ているとよく言われます。オンとオフがハッキリしているところも」
- 「ちょっとドジな性格や横着な部分、雨の日が苦手なところは私に似ています。睡眠を妨害されると怒るところ、マイペースなところ、コミュニケーションが上手な部分は夫に似ています」
- 「自分では何とも思っていなかったのですが、雰囲気がそっくりだと言われました」
- 「顔がなんとなく似てきた気がします。シニアになり一緒に過ごしてきた時間のなかで、愛犬が似てきたのか私が似てきたのかわからないけど、全体的に雰囲気が似てきたように感じます」
- 「人からよく、似ているとかそっくりとか言われます。自分ではそうは思いませんが、言われるとなぜかうれしいです」
- 「私と言うより息子に似ています。少し困ったときにちょっと首を傾けてキョトンと見つめるところがよく似ています」
【獣医師解説】犬の性格や見た目が飼い主さんに似ることはある?
――飼い主さんやその家族など、身近な人の性格が犬に影響を与えることはあるのでしょうか?
岡本先生:
「犬はもともと群れで生活する生き物ですので、飼い主さんのことをよく観察して行動しています。このことから、飼い主さんの性格が愛犬に影響を与えることはあると言えます」
――性格だけでなく、顔やしぐさまで似ているという声もあがりました。表情が似てくるということもあり得ますか?
岡本先生:
「犬には笑うなどの概念がないため、人と同じ気持ちで同じような表情をする可能性は低いと思います。ただし、飼い主さんの笑った表情を“よいこと”と学習し、嬉しい気持ちになり笑っているような表情をしている可能性はあります。
反対に、怒っている飼い主さんの表情を“よくないこと”と学習し、しょんぼりしたり顔色を伺うような表情をしたりすることもあるでしょう」
取材・文/柏田ゆき
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年8月時点の情報です。
UP DATE