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コロナ禍で“おねだり吠え”が増加? 2020年に多かった犬のトラブル
今回は獣医師の先生に、2020年に多かった犬のトラブルランキングを教えていただきました。なかにはコロナ禍ならではのトラブルも見られました。
環境の変化がストレスに? 2020年のトラブルTOP3
とくに第2位の「吠え」は、コロナ禍で例年以上に増加したといいます。2020年は外出自粛やリモートワークなどといった環境の変化で、飼い主さんだけでなく犬もさまざまな影響を受けたと考えられますね。
では、このような犬のトラブルは、どうやって対処すればいいのでしょうか? ランキングの詳細とともに見ていきましょう。
2020年犬のトラブル第1位「噛みつき」の対処法
なでられすぎて人の手が嫌になった子犬や、「噛めば飼い主さんが要求を聞いてくれる」と覚えてしまった成犬などが見られたようです。なかには飼い主さんが触れないほど噛むため、クリニックから獣医師が往診したケースもあったといいます。
嚙みつきを予防するには、犬が見せるボディランゲージを読みとることが大切です。嫌がっているのに無理やり触ると、信頼関係を損なう原因にもなります。愛犬の行動やしぐさからどんな気持ちか見極め、犬が嫌がる接し方をしていないか見直しましょう。
2020年犬のトラブル第2位「吠え」の対処法
また在宅時間が増えたことから、愛犬が吠えていると飼い主さんがつい見に行ってしまい、吠えを悪化させたケースも。
愛犬の吠えを防ぐには、原因ごとの環境改善が効果的です。たとえば、愛犬が外のよく見える場所で吠える場合は、窓に目隠しを張るなどして落ち着く環境をつくりましょう。また、しつけで社会性を身につけさせる、散歩の時間を充実させることなどもひとつの手です。
犬のトラブル第3位「常同障害」の対処法
常同障害はストレスが続くことで悪化するため、心のケアが大切です。日々の散歩や遊びなどで、愛犬の生活を充実させることが予防につながるでしょう。もし心配な場合は、行動診療科に相談するのがおすすめです。
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※ご紹介しているランキングは、2020年1月1日から8月31日の期間において、各動物病院で保険金請求が多かった傷病や、監修の先生のご見解をもとに算出したものです。
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