犬と暮らす
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散歩中にすれ違った人を愛犬が噛んでしまい、相手はケガをして病院へ 飼い主さんが訴えられた!
ホントにあった、犬にまつわる事件簿を紹介!
今回ご紹介するのは、東京地方裁判所で平成29年1月20日に判決が出た事例です。
※この記事の解説は、ひとつの例にすぎず、まったく同一の解決・判決を保証するものではありません。個々の事件の判決については裁判所に、解決策はその当事者に委ねられます。
お話してくれたのは……渋谷 寛先生
愛犬が相手の太ももを噛んでしまった!
愛犬が相手を噛んだところは双方とも見ていなかった
Bさんはその後、傷の状態が悪化し、その日のうちに病院へ行き、その後4日間の通院治療を受けることになりました。また、噛まれた傷は8カ月以上経っても残り、色素沈着も見られたことから、Aさんに対し「飼育管理義務違反」による治療費や慰謝料など170万円余りを求める訴えを起こしました。
愛犬は以前も人を噛んだことがあり、SNS投稿もしていた
このことや病院の診断書などから裁判所は、「人を噛むクセがあることがうかがえる」「Bさんを噛まないようにリードを引くなどの対応をすべきだったのに、それを怠った」として、Aさんの過失を認め、Bさん側の主張が認められることになりました。
判決は……飼い主さんに55万円余りの支払いが命じられた
参考/『いぬのきもち』2018年8月号「ホントにあった犬の事件簿」
構成・文/豊島由美
イラスト/macco
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