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犬が冬に膀胱炎になりやすい理由と予防法 寒い季節は犬の膀胱炎に注意!
「犬が冬に膀胱炎になりやすい理由と症状、予防法」について、 いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
Q.犬の膀胱炎はどんな病気?
A:犬の膀胱炎は膀胱の粘膜に炎症が起こる病気で、多くは尿道から細菌が侵入し、膀胱内で増殖することで発症します。また、炎症により頻繁にトイレに行きたくなるなどの症状がみられます。
Q.なぜ寒い季節に犬が膀胱炎になりやすい?
A:寒さで犬の飲水量が減り尿が濃くなること、またトイレを我慢しがちになることが主な理由です。尿が濃縮し排尿回数が減ることで細菌が繁殖しやすくなり、炎症を起こすリスクが高まると考えられます。
Q.犬の膀胱炎の症状は?
A:犬のトイレの回数が急に増えたり、尿を出す時に痛がる、血が混じった赤い尿が出るなどは犬の膀胱炎の代表的な症状です。排尿時に何度も力む「しぶり」がみられることもあります。
Q.犬の膀胱炎はどんな治療が行われる?
A:犬の膀胱炎の治療として炎症を抑える抗炎症剤の投与を行ったり、細菌感染が原因の場合は主に抗生物質を投与していきます。また、並行して新鮮な水をたっぷり与えて水分摂取を促し、膀胱内の細菌や炎症物質を尿で洗い流すように対処していきます。
Q.犬の膀胱炎の予防法は?
A:愛犬が新鮮な水を十分に飲めるように工夫し、トイレを我慢させない環境を整えましょう。また、体を冷やさないように室温管理に気を配ることや排泄後はデリケートゾーンを清潔に保つことも犬の膀胱炎の予防につながります。
愛犬の冬の健康管理の参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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