犬と暮らす
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楽しいはずのドッグランで「トラブル」に…犬の飼い主が語る悲しい体験談
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、「ドッグラン」に関するアンケート調査を行いました。
愛犬をドッグランに連れて行った経験のある飼い主は約7割
ドッグランでトラブル経験…約2割の飼い主が該当
ドッグランで経験した「トラブル」は?
他の犬に追いかけ回された
・「やっとドッグランに慣れてきたころ、かなり攻撃的な2匹にターゲットにされ、それ以来、ドッグランも犬も苦手になってしまった」
他の犬に噛まれてしまった
・「他の犬に追いかけられて噛まれた!しかし、その飼い主はおしゃべりに夢中で全く見ていなかった。それ以来、どこのドッグランも苦手になった」
・「よその犬に襲われて愛犬+飼い主が病院送り」
【獣医師解説】ドッグランで起こりがちなトラブル 対処法は?
「アンケートと同じようなトラブルは、ドッグランでは多発します。私が体験したのは、知らぬ間に他の犬に咬まれていて、後から気づき来院されたパターンと、ご自分の犬が他の犬を咬んでしまい、咬まれた犬の飼い主さんと共に病院に連れてきたパターンです。
ドッグランで走っていたり、すれ違ったときにさっと咬まれることもあり、そうすると咬んだ犬の飼い主さんに知らせることもできません。さらに、飼い主さんが見て見ぬふりをすることも多く、治療費などを請求できないことも少なからずあります」
「致命的な咬み傷というのは経験していませんが、だいたいは抗生剤や傷の消毒、ひどい場合の外傷では縫合しなければならず、治るまでに2週間以上はかかることが多いです」
ドッグランに愛犬を連れて行く飼い主さんが心得ておくべきことは?
「まずは、自分の犬が被害者にも加害者にもなりうるということを、常に頭に置いておかなくてはなりません。自分の犬の性格をよく知ることも重要ですが、かかりつけの先生にご相談してみるのも、役に立つかもしれません」
「犬種でいうと、日本犬や狩猟犬などの小さい動物を追うことが仕事の犬は、小さい犬を見ても獲物と思うことも多いです。犬種の性質としてもともとそうした傾向があるということを飼い主さんは認識して、連れて行くべきかどうか慎重になったほうがよいでしょう」
ドッグランでトラブルにならないようにするためには、飼い主さんひとりひとりの心がけが大切になります。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※一部の写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
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