骨・関節
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股関節形成不全[こかんせつけいせいふぜん]
股関節形成不全の症状と治療、予防方法
解説
原因
症状
診断
なりやすい犬種
股関節形成不全の治療
股関節形成不全の予防
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加齢とともに関節の骨の先(骨頭)がとげのようにギザギザになることで、歩くたびに痛みが出る病気です。進行すると、骨が変形する変形性骨関節症が起きる場合も。体重の重い大型犬やシニア犬の多くが発症し、別の関節の病気が原因で発症することもあります。
おもにシニア犬がかかりやすく、座った状態からすっと立ち上がれなくなったり、軽やかに歩けない場合、関節炎が疑われます。肥満症や過度の運動、股関節形成不全などによる関節への負担がおもな原因です。
頭の回転運動にかかわる第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)の関節が不安定になり、首の痛みや四肢の麻痺などが起こります。先天性の場合はほとんどが小型犬に見られ、外傷などの後天的な場合は中・大型犬でも発症します。
大腿骨の先端にある大腿骨頭に血液が充分に供給されず、骨頭が変形したり、壊死します。後ろ足に痛みを伴うため、足を引きずったり、たびたび地面から足を上げるようになります。骨が出来上がる前の小型犬がかかりやすいです。
背骨を構成している椎体が、加齢とともに変形する病気で、9才以上のシニア犬の75%がなっているといわれています。症状が出ない犬もいますが、関節の可動域が狭くなるので、あるくことを嫌がる場合も。
外傷や先天的な異常によって、ひざの関節の皿がずれます。痛みがほとんどないものから、痛みや腫れを伴うもの、ひざが動かず足を引きずったり、地面から上げて歩くものなどさまざまなレベルの症状があります。
加齢とともに関節の骨の先(骨頭)がとげのようにギザギザになることで、歩くたびに痛みが出る病気です。進行すると、骨が変形する変形性骨関節症が起きる場合も。体重の重い大型犬やシニア犬の多くが発症し、別の関節の病気が原因で発症することもあります。
股関節がゆるみやすくなる病気で、先天的に発症するケースが多いです。レトリーバー種やセント・バーナードなどの大型犬に多く、生後4カ月~1才くらいの子犬期の発症が大多数です。症状が出ないケースから、腰を振るように歩いたり、足を引きずったり、足が内またに見えたりなどさまざまです。
複数の関節で同時に関節炎が起こります。原因不明のものが多いですが、マダニを媒介とするライム病にかかると、症状が出ることも。
関節を形づくる骨と骨が分離するのが脱臼です。事故や外傷のほか、習慣的なもの、先天的なもの、ほかの病気によって二次的に起こるものなど原因はさまざまです。一般に痛み、腫れ、足の変形、足を引きずったり地面から上げて歩くなど運動機能の障害が見られます。