骨・関節
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環軸椎亜脱臼[かんじくついあだっきゅう]
環軸椎亜脱臼の症状と治療、予防方法
解説
頭の回転運動にかかわる第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)の関節が不安定になり、首の痛みや四肢の麻痺などが起こります。先天性の場合はほとんどが小型犬に見られ、外傷などの後天的な場合は中・大型犬でも発症します。
原因
環椎と軸椎をつなぐ歯突起の形成不全などの先天的な原因や外傷によるダメージからの後天的な原因によるものがあります。
症状
軽度の場合は痛みや歩行異常などですが、重度になると排泄障害や四肢麻痺、呼吸困難により死に至ることもあります。
環軸椎亜脱臼の治療
首のみの症状の場合は、消炎剤の投与やコルセットを使用し、運動を制限します。麻痺などの神経症状が起きている場合は、外科手術で関節を固定する場合もあります。
環軸椎亜脱臼の予防
小型犬は早めに検査をして、先天性の可能性を調べることが予防に。外傷でも起こるので、落下事故や交通事故に充分注意を。
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