消化器官
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肝臓病(肝機能障害)[かんぞうびょう(かんきのうしょうがい)]
肝臓病(肝機能障害)の症状と治療、予防方法
解説
肝臓の細胞には再生する能力があるため、肝臓を傷つけ機能を損なう原因になっている要因を取り除いたり、肝臓の病気に対して適切な治療を行うことなどで、機能を回復させることができる場合も多くあります。ただ、先天的な要因によって肝臓の発育や働きがもともと不十分であったり、肝臓に腫瘍ができていたり、また、慢性の肝臓の病気で負担がかかっている状態が続くことなどにより、細胞の再生が妨げられることで正常な肝臓の働きが徐々に失われ、肝機能の回復が難しくなる場合もあります。このように肝臓の機能が大きく損なわれ回復が難しい状態は肝不全と言い、命にかかわります。
肝臓は、不調な際の症状が現れにくい臓器であるため、軽度の肝臓病の際には、見た目の症状としては気づきにくい傾向があります。健診の際の血液検査で、肝臓に負担がかかっていると判る場合もあります。起こりやすい主な症状としては、元気食欲のなさ、発熱、多飲多尿など、他の病気との区別が難しいものが多く含まれます。肝臓の病気に関連して黄疸が起こることもありますが、必ず起こるという事ではないため注意が必要です。
【診断】
また、肝臓病の原因を特定するために、肝生検(肝臓の細胞を直接採取し調べる検査)を行うこともあります。
肝臓病(肝機能障害)の治療
肝臓病(肝機能障害)の予防
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