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犬の「肛門腺」はなぜ臭い? 理由があった!
動物の肛門腺は臭い物質を分泌する
特に、肉食のイタチやスカンクの肛門腺は発達していて、外敵から身を守るための最後の攻撃の役割を持っています。
土壇場に追い込まれたときに、苦し紛れにとる非常手段のたとえとして「イタチの最後っ屁」という言葉がありますが、ピンチになると臭いニオイを撒き散らすのには理由があるのです。
犬を診察台に乗せようとしたときや診察中に犬の体に力が入ったときに、肛門腺から分泌物が出ることもあります。
肛門腺の嗅ぎ合いは、犬の挨拶
犬同士がお尻周りをクンクンと嗅ぎ合うのは、肛門腺のニオイで相手を確認するためです。
その日によって分泌物の量、色、ニオイが微妙に変化するといわれているので、お互いのニオイを嗅ぎ合って、日々の情報交換をしているのかもしれませんね。
分泌液に変化がある場合は病気の場合も
本来は、排便時に肛門腺が圧迫されて、ウンチと共に分泌物が排出されますが、小型犬や中型犬は自分で分泌物を排出しにくいため、分泌物が溜まりすぎてしまう場合があります。
排出されるはずの分泌物をそのままにしてしまうと、肛門腺の炎症や細菌感染が起こりやすくなって分泌物のニオイが強くなることや、痒みや違和感から肛門をしきりに舐めたり、お尻を床にこすりつけたりするようになります。
愛犬がお尻を気にしたり、分泌液のニオイが強くなる前に定期的に肛門腺を絞ってあげましょう。上手にできない場合は動物病院で絞ってもらうことができます。
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
編集/いぬのきもちWeb編集室
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