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「シロさんいつもありがとう」 過去の経験から分かる”今”の大切さ【連載】おばあちゃん犬がやってきた 第68回

こんにちは。2匹の猫と2匹の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
我が家はおばあちゃん犬を新しい家族として迎えました。
名前はシロさん、すっかり痴呆の入ったおばあちゃんですが、大切な家族。
ある日、こんなメッセージを頂きました。

ある日、届いたメッセージ

うん。うんうん。
あれ?あっれー?
このメッセージを読んだ私は気づいてしまったのです。

あたしめっちゃ良い人すぎん?

そう。まるで全てをありのままに受け入れるマリア様のような。
そうか、私はそんな神のような人間だったのか・・・
って、違うんです。私はふっつーの人間です。
そして、私がなんでボケたおばあちゃん犬を可愛いと思うのか。
・・・少し語ります(´・ω・`)(長いよ!)

過去に看取った子が教えてくれる。今の大切さ。

おかーさん。10代で保護施設で働き始めたことをきっかけに
それからずーっと犬や猫に携わってきました。
家族として迎えた子ももちろん多くいます。
その中にはシニア期に入ったとたん急性の病気で亡くなってしまったわんちゃんも。
まだ若いのに癌になり、介護、闘病生活の上、数か月で亡くなってしまった猫ちゃんも。
もちろんその子達と過ごせた時間はかけがえのない幸せな時間でした。
でも、やっぱり、こう思うのです。
もっと、一緒にいたかった。
年を重ね、ヨボヨボした姿をみたかった!!
嫌ってくらい、お世話がしたかった。

シロさん、いつもありがとう

シロさん今のところ命にかかわるような大病もせず、元気に年を重ね、ぼけて、最近では床で寝転がる私の顔の上に座ろうとしてきます。
きっとこのわずかな時間は誰にでも当然のように訪れるわけではないことを知っているから、今日も明日も思うのです。
シロさん、いつもありがとう!

読んでくれてありがとね

おかーさん、こういう話すると長いから。

tamtam プロフィール

動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。

tamtam インスタグラム

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