犬と暮らす
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カメラ嫌いの犬は意外に多い?カメラを向けると犬がスーッと目をそらす理由
いぬのきもち獣医師相談室の先生に話を聞きました。
写真や動画の撮影を嫌がる犬は多い
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「このような犬の仕草は『嫌い』『苦手』『怖い』『やめてほしい』などカメラを拒否する気持ちの表れです。
犬は、レンズが光ったり体の近くで音がすることで、苦手意識が働きやすいです。」
目をそらす犬の行動は、嫌な意識だけではない
獣医師:
「これは、場面や状況によって違います。『嫌だ』『苦手だ』と感じていることが多いですが、おやつなどを目の前にして、待つ指示を出されている場合には、嫌いだから避けているのではなく、『見ていると食べたくなってしまうので、頑張って我慢している』のです。
ーー犬が見ないように我慢していることもあるのですね。
犬が嫌がりにくい撮影のコツ
獣医師:
「例えば、おやつと撮影をセットに条件付けをすることができると、苦手意識が減っていく可能性があります。
何か新しいことに挑戦したり、新しいモノに慣らしていく際には、短時間からはじめると犬への負荷が減るでしょう。
愛犬の写真が撮れるようになると、体型チェックなどの体調管理にも役に立つので、練習するとよいと思います。
犬の撮影を行う際の注意点
獣医師:
「練習をするときも完璧を求めずに、人と犬がお互いに楽しむことを心がけましょう。
嫌がるサインを出しているコに無理強いをさせると、もっと写真撮影を嫌いになってしまい、嫌な印象を変えることが難しくなります。
綺麗に撮影できなかった写真も上手にできなかったことも、よい思い出にしましょう。」
飼い主さんは、可愛い写真を撮るために夢中になってしまうかもしれませんが、撮影が愛犬にとって嫌な時間でなく、楽しい時間になるように心がけたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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