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【専門家監修】愛犬の写真撮影~カメラ目線や自然な表情を撮影するコツを伝授

誰もがペットの写真を撮影してSNSにアップする時代。より可愛く愛犬を撮影するには、どうしたらいいのでしょうか。ちょっとした誘導のコツなどを、動物写真の専門家であるフォトグラファーに解説していただきます!

愛犬の写真を撮る前に準備するもの

犬のウインク
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬にいきなりカメラを向けても、カメラ目線のかわいい写真は撮りにくいものです。まずは愛犬の大好きなおやつや音の出るおもちゃなど、関心を引くものを用意しましょう。

ツール1.おやつ

フード、チーズ、ジャーキーなど、ニオイの強いもののほうが、離れていても愛犬の気を引きやすいです。肥満防止のためにも細かくして準備しておきます。

ツール2.おもちゃ

音の出るおもちゃ、フードの袋、フードボウル、おやつケースなど、愛犬が好きな音の出るもので気を引くこともできます。おやつ以外で愛犬の気をひきたい場合、たとえばダイエットや病気のために食べ物を使いたくない子などには特にいいでしょう。

愛犬の写真撮影~カメラ目線の写真を撮るコツは?

ポメラニアンのカメラ目線
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
カメラを構えながら、おやつのニオイや音の出るおもちゃで犬の関心を引き、カメラの近くに目線を誘導しながらシャッターを切ります。撮影後はごほうびとして、おやつを与えたり、おもちゃで遊んだりしてあげましょう。

食べ物を使って誘導する方法

1. まず愛犬におやつやフードをなめさせます。
2. おやつはなめさせるだけで食べさせず、その手を鼻先からカメラの横に向けて一直線に移動させます。犬が注目している手を、カメラの横に置くわけです。愛犬が見ない場合は繰り返したり、「おやつだよ」という声かけもしてみると、目線も向きやすくなります。

音を使って誘導する方法

あらかじめ、カメラの横に音の出る小道具を持ち、強く鳴らします。愛犬が反応するように繰り返し鳴らすのがコツです。

誰かに手伝ってもらうと、撮影に集中できます

小道具を持ちながらの撮影は、カメラを持っている手が動いて手ブレしやすいので、犬の気を引く係は誰かに手伝ってもらい、撮影する人は両手でカメラを持って撮影に集中するといいでしょう。

愛犬の写真撮影~笑顔や自然な表情を撮るコツは?

パピヨン外遊び
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬の「笑顔写真」や「自然な表情の写真」を撮影するには、愛犬に口を開けてもらわないとなりません。自然と口を開けてもらうには、撮影前の軽い運動が効果的です。飼い主さんが一緒になって軽い運動をすることで、愛犬もリラックスしますし、運動で息が上がって口を開けやすくなるため、目が輝く「笑顔」や「いきいきとした表情」を撮りやすくなります。

愛犬に口を開けてもらう方法

1. たとえば、いっしょに追いかけっこをします。軽く走ると、犬は楽しさとほどよい疲れで口を開けやすくなります。走りすぎないようにするのがポイント。他に引っ張りっこ遊びをするのも良いアイデアです。

2. 適度な疲労で犬が座ったときが狙い目です。犬が口を開けてハアハアしているすきに、カメラを構えて撮影してみましょう。

鼻ぺロ写真はこんなふうに…

「舌を出した写真」を撮影したい場合は、犬の鼻や口元に水をつけて撮ります。誰かに手伝ってもらい、愛犬の口元や鼻に指で水をつけてもらいましょう。それを舐めとろうとした瞬間に撮影します。
1.まずは愛犬の鼻先や口元に、水を少量付けます。
2.自然とペロリと舌を出したところを狙って、撮影してみましょう。すると…
画像のような写真が撮れます!

ダークな色の被毛を持つ愛犬を上手に撮影するには?

黒柴のサイドショット
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
こげ茶や黒い被毛を持つ愛犬を撮影する場合、光の当て方を工夫してみましょう。愛犬に当たる光の向きは、背後からの逆光ではなく、正面から当たる順光を選びます。

室内での撮影では、窓の光から近いところに愛犬を誘導してあげましょう。カメラの露出設定はアンダー(暗め)やオーバー(明るすぎて白っぽくなる)を避けて、適正な状態にすることが大切です。

そして一番忘れてはならないのが、瞳の中に映る「キャッチライト」という白い光を入れ込むことです。人や他の動物全般に言えることですが、撮影した写真の瞳の中に光が映っていないと、元気のなさそうなイメージになってしまいます。

適正な露出と光の当たる方向、そして愛犬の瞳の中の光を意識することで、ダークな色の被毛を持つ子の写真も、可愛らしくいきいきとしたものが撮れます。

撮影中に愛犬が動いてしまうのを止める方法は?

チワワのじゃれあい
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
動き回る犬を撮影するのは難しいですよね。その場合、こちらに振り向かせることで犬の動きを止められます。愛犬の背後にまわり両手でカメラを持ち、突然声をかけて、一瞬愛犬が「ハッ」とした隙に撮影します。

愛犬の好きな言葉で振り向かせよう

カメラを構えて、「散歩」「おやつ」「ママ」など、愛犬が好きな言葉をはっきりした口調で声がけします。愛犬がこちらを見た瞬間にパチリで大丈夫です。

2人1組で行う方法も

ひとりが愛犬の前でオスワリを指示して動きを止め、カメラを持ったほうが愛犬の背後から呼びかけ、振り向いた瞬間に撮影します。
1.ひとりが愛犬の前に移動し、オスワリの指示を出して制止させます。
2.カメラを持ったもうひとりが愛犬に呼びかけて、振り向いた瞬間にシャッターを切ります。すると、このような自然な表情の写真が撮れます。

それでも動きが止められないときは…

愛犬がどうしても動き回ってしまうときは、リードを付けて撮影しましょう。リードをひざで押さえた状態でカメラを構え、「ゴハン」などと声をかけて愛犬が気づいて振り向いたときにシャッターを切ります。

手ブレを防ぐコツは?

シャッターを押す際の手ブレを防ぐには、カメラの機能を利用するほか、ひじと手でカメラを固定して、できる限り振動を抑えて撮るといいでしょう。

デジタルカメラならスポーツモードなどで撮影を

カメラの機能にある「スポーツに適したモード」で撮ると、シャッター速度が速いため、結果的にブレない写真を撮りやすくなります。

スマホなら持つ手のひじを固定する

スマホやタブレットなら、機器を両手で持ち、さらにひじを床などに固定して撮ることによって、手ブレ予防ができます。

写真が暗くなってしまうのを防ぐコツは?

逆光撮影の犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
写真が暗くなってしまうと、せっかくの愛犬の可愛らしい表情がわかりにくくなってしまいます。カメラ機能をフル活用するほか、撮影場所の工夫で写真が暗くなるのを解決しましょう。

露出補正で明るさをコントロール

たとえば暗い場所で撮る場合、カメラやスマホの露出補正機能をプラスに設定すれば、濃い毛色の愛犬も明るく撮れます。

色のある背景の中で撮影する

緑や茶、オレンジなど白黒以外の背景なら、結果的にカメラが全体を明るく撮ろうと作動するため、愛犬の色も明るめになります。

スマホで愛犬をもっと可愛く撮るコツは?

愛犬の日常のシーンを、より近づいて撮るとライブ感が狙えます。日頃持ち歩いているスマホなら愛犬も警戒しにくいでしょう。目や鼻、肉球などパーツの接写をしたり、あえて余白を作った構図で撮るのもいいですね。

愛犬の写真撮影にはカメラ機能と光を味方につけて

最近は、スマホのカメラ機能も進化していて、誰でも上手に写真が撮れるようになってきましたよね。それでも動物の場合、静止画はなかなか上手くいかないもの。犬の習性を考えたちょっとしたコツがわかれば、愛犬をより可愛く撮影できるでしょう。可愛く撮影できたらSNSにアップしてみてくださいね。

参考/「いぬのきもち」2013年12月号『愛犬をもっとかわいく撮るコツ教えます』(監修:フォトグラファー佐藤正之さん)
文/紺道ゆあん

※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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