犬と暮らす
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ストレスや運動不足のほかにもある! 犬の老化を早める原因を獣医師が解説
犬の老化は何才頃から、どんな症状が見られる?
「個体差はあると思いますが、7才頃からシニア期に入ったと考えます。7才を過ぎたあたりから、見た目や行動の変化が見られる犬が多い傾向にあるでしょう。具体的に解説します」
見た目の変化
「まず、見た目の変化としては…
- 目がなんとなく白くなる
- 脱毛、毛づやの悪さ、毛の色の退色(白髪など)
- 太る、痩せる
- 歯周病、歯石の沈着による口臭
行動の変化
「また、行動の変化としては…
- 耳の聞こえにくさを感じる
- 体が思うように動かなくなる
- 体のどこかに何かしらの痛みが生じる
- 散歩に行きたがらないときもある
- 体が思うように動けないことで、わがままになったり、大げさに鳴くようになる
- 運動不足によるストレス
- 食欲不振
- 便秘
- 睡眠時間の増加による体内時計の狂い、夜鳴きの発現
- 年齢によるさまざまな衰えから、体調不良によって今まで以上に甘えて依存してくるコや、逆に離れてひとりになりたがるコもいる
- 免疫力の低下で、皮膚病や消化器疾患などが治りにくくなる
犬の老化が早まる原因は?
「老化が早まる原因としては…
- ストレス
- 運動不足
- 栄養素の偏り
- 刺激不足
- 睡眠不足
- 睡眠過剰
- 紫外線
愛犬の老化対策で、飼い主さんができることは?
「基本は、適切な栄養バランスや運動を心がけることが大切です。刺激不足にならないように、可能な限り外に連れ出したり、スキンシップの時間を設けるようにしましょう。
しっかりと睡眠時間も必要なので、睡眠環境の見直しも大切です。また逆に、一日中寝てばかりいると夜に起きてしまったり、夜鳴きの原因にもなりえるので、日中に一度起こして少し体を動かすと気分転換になるでしょう」
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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