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シニア犬の快眠をサポートする「リラックスマッサージ法」とは?

犬は高齢になると睡眠の質が低下しやすくなるので、マッサージなどを取り入れ、快眠のサポートをしてあげるのがおすすすめです。

そこで今回は、獣医師の佐々木彩子先生に伺った、シニア犬の快眠をサポートする「リラックスマッサージ」をご紹介。まずは、シニア犬の睡眠の質がどのように変するのか見ていきましょう。

シニア犬になると、どう睡眠が変化するの?

トイ・プードルのぽむちゃん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
睡眠は、体を休ませて回復させるための大切な時間ですが、犬は加齢とともに寝つきが悪くなったり、途中で覚醒しやすくなったりしがちです。また、犬の平均睡眠時間は12~15時間といわれていますが、加齢に伴って体力が低下し、体の回復に時間がかかるようになると、1日に20時間以上睡眠に費やす場合もあります。

質のよい睡眠とは、寝つきがよく適度に熟睡ができること。
ここからは愛犬の心身をリラックスさせて快眠に誘うマッサージをご紹介します。

ストレス緩和「おでこのマッサージ」

まずご紹介するのは、ストレスや緊張をやわらげる「おでこ」のマッサージです。

犬のおでこにあるツボ

犬のおでこにあるツボ
参考・写真/「いぬのきもち」2025年5月号『質の高い眠りで長生きを目指そう! シニア犬の睡眠のためにできること』
犬の眉間の中央には「印堂(いんどう)」、おでこには「神庭(しんてい)」というツボがあります。このツボには、気持ちを落ち着かせて睡眠に誘う効果があると考えられています。

おでこのマッサージの方法

おでこをマッサージされる犬
参考・写真/「いぬのきもち」2025年5月号『質の高い眠りで長生きを目指そう! シニア犬の睡眠のためにできること』
眉間の印堂からおでこの神庭に向かって、左右の親指の腹で交互に計10回ほど、ツボをなでるくらいの力加減でそっと刺激してみましょう。

寝つきをサポート「耳のマッサージ」

耳をマッサージされる犬
参考・写真/「いぬのきもち」2025年5月号『質の高い眠りで長生きを目指そう! シニア犬の睡眠のためにできること』
耳は脳に近い部位なので、耳のまわりにはたくさんのツボが集まっており、耳をもむだけで全身の血行を整えられると考えられています。
愛犬の耳全体を手のひらで包み、耳の付け根をやさしくもみましょう。指先で耳の付け根をなでるだけでもOKです。

快眠に誘う「背中つまみマッサージ」

首から背中にかけての背骨沿いには、たくさんのツボが集まっており、ここを刺激すると副交感神経を優位にする手助けになるといわれています。

手順①

背中をつままれる犬
参考・写真/「いぬのきもち」2025年5月号『質の高い眠りで長生きを目指そう! シニア犬の睡眠のためにできること』
愛犬に「フセ」をさせた状態で、背中あたりに指を置きます。

手順②

背中をマッサージされる犬
参考・写真/「いぬのきもち」2025年5月号『質の高い眠りで長生きを目指そう! シニア犬の睡眠のためにできること』
首からお尻までの背骨沿いを、やさしくつまむようになでてほぐしましょう。力加減は、指の腹でなでるくらいが適切です。

リラックス効果アップ「胸まわりマッサージ」

胸をマッサージされる犬
参考・写真/「いぬのきもち」2025年5月号『質の高い眠りで長生きを目指そう! シニア犬の睡眠のためにできること』
犬にとって、胸まわりは触られると心地よく感じる場所のひとつです。大好きな飼い主さんに触ってもらえると、リラックス効果もより高まります。
指先でさするくらいの加減で愛犬の胸まわりに触れながら、円を描くようにやさしくなでるといいでしょう。横向きに寝かせた状態でなでてもOKです。
ご紹介したマッサージは、全部合わせても5分あれば終わります。愛犬がぐっすり眠れるよう、やさしくスキンシップをしながらマッサージをしてみてくださいね。
お話を伺った先生/佐々木彩子先生(「キュティア老犬クリニック」獣医師 獣医中医師1級・獣医推拿整体師 日本獣医中医師協会所属)
参考・写真/「いぬのきもち」2025年5月号『質の高い眠りで長生きを目指そう! シニア犬の睡眠のためにできること』
文/東里奈
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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