犬と暮らす
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カエル足?カエルポーズ?子犬が足を開いておなかをペタンとつけるのは大丈夫?
犬のしぐさにも個性があって、子犬が両足を開いた状態でおなかを下にペタンとつけたまま座ったりフセをする「カエル足」や「カエルポーズ」と呼ばれる姿を愛犬がしていたり、SNSなどで見かけることはありませんか。
この「カエル足」は可愛いしぐさではありますが、子犬の関節などに問題はないのでしょうか。
いぬのきもち獣医師相談室の先生が犬のカエル足についてお話しします。
子犬は関節が柔らかいためカエル足をしやすい
――カエルのように両足を開いて座ったりフセをする『カエル足』や『カエルポーズ』と呼ばれるしぐさは、子犬で多く見られるようです。子犬がカエル足をする理由はありますか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「子犬は体が柔らかいので、『カエル足』や『カエルポーズ」と呼ばれる姿勢をとりやすいです。子犬のうちはすぐに心配しなくてもよいでしょう。
子犬の成長過程で状況が変わっていくはずですが、それが病的なのか成長過程で許容できるものなのか、関節が弱い性質なのかをかかりつけの獣医師に定期的に診てもらうことが大切です。
診察では、子犬の成長に合わせてその都度アドバイスや必要であれば治療の提案をしてくれることでしょう。」
成犬のカエル足は注意が必要なことも
――子犬の頃だけでなく、成犬になってもカエル足をするクセがある場合、関節などは大丈夫なのでしょうか?
獣医師:
「成犬になってもカエル足やカエルポーズがみられる場合は、まずは動物病院の診察を受けてください。
特に病的ではなく、成犬になっても関節が柔らかいコも割といます。人にも体が柔らかい人がいるのと同じように犬にもある個性のひとつです。
ただ関節が柔らかい分、場合によってはケガをしやすいこともあるため、飼い主さんが生活の中で気をつけたほうがよいことがあるか、特に制限は必要のない程度なのかを獣医師に相談するとよいでしょう。
状態によっては、普段は平気でも獣医師が触診をした際に違和感を感じることもありますし、将来的に手術が必要なケースもあります。かかりつけ医と相談しながら経過をみてあげることが大切です。」
カエル足やカエルポーズをする子犬の姿は可愛いですが、成犬になってもクセがある場合は一度動物病院を受診すると安心ですね。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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