犬と暮らす
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シニア期を迎えた犬とどう遊ぶ? 犬の体に負担をかけない遊び方
シニア期を迎えた犬は、今まで大好きだった遊びをしなくなるなど、遊びに興味を示さなくなることがあります。
しかし、犬にとって遊びによる刺激は心身の健康につながるため、シニア犬と身体に無理のない範囲で一緒に遊んであげることが大切です。
いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。
シニア犬は体の機能が衰えてくる
シニア期に入ると、身体機能や感覚機能が衰えたり、心臓病などの持病を患うことも増えてくることでしょう。
例えば、筋力の低下や関節の可動域が狭くなること、歯のトラブルなどの体の変化から、激しい運動がしにくくなったり、これまでしていた遊びが犬の身体に負担となることもあります。
シニア犬には軽い運動がおすすめ
愛犬がシニア期を迎えている場合は、思いっきり走ったり、興奮させる遊びは控えて、歩いたり軽く走る程度の運動がおすすめです。
遊びの刺激は犬の心身の健康につながるため、ゆっくりとした動きの遊びであったり、嗅覚や頭を刺激する知育遊びを取り入れてみるとよいでしょう。
また、運動する際は、準備運動をさせたり身体を温めてから行うようにしましょう。持病のある犬は、かかりつけの獣医師に日頃の運動量について相談しておくとよいでしょう。
頭を使う遊びはシニア犬にぴったり
体を動かす他には、嗅覚や頭を使う知育遊びもおすすめです。最近は知育トイの種類も増えてきており、ノーズワークマットなどもあります。
最初は愛犬が戸惑って上手に遊べないかもしれませんが、遊び方を教えてあげたり、上手にできたら褒めてあげる、コミュニケーションをとるなど、飼い主さんも一緒に遊んであげるとよいでしょう。
シニア期になると犬の活動量が減るため、犬のおもちゃや遊びに興味を示さなくなるかもしれません。シニア犬に対しては、日常的に頭や身体を使うことは推奨されているので、愛犬と一緒に楽しみながら、脳に刺激を与えることが大切ですね。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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