犬と暮らす
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犬の誤飲・誤食をどう防ぐ? いざというときの対処法も解説!
予期せぬ犬の誤飲・誤食を防ぐ対策にはどのようなものがあるのでしょうか。また、愛犬が誤飲・誤食をしてしまったときの正しい対応はどのようにすればよいのでしょうか。
いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。
犬の誤飲・誤食が起こりやすい場面や場所は?
山口先生:
「次のような場面や場所では、犬の誤飲や誤食に注意が必要です。
・留守番中
・飼い主さんが疲れなどから、うっかりしがちなとき
・暗い道や、落ち葉などで地面が見えづらい道
・お祭りや人混みなどの、食べ物が落ちている場所
・小さい子のいる環境(落としたおもちゃやおやつを、犬が誤飲・誤食してしまう可能性があります)」
こんなものの誤飲・誤食には要注意!
山口先生:
「犬が誤飲・誤食しやすいものには、おもちゃ、人の食べ物が挙げられます。
また、犬にとって特に危険性が高いものは、次のとおりです。
・消化できないもの
・小腸を通過できないサイズのもの
・鋭利なもの(骨や串、割りばしなど)
・中毒を起こすもの(チョコレート・キシリトール・玉ねぎを含むもの、エチレングリコールなど)」
犬の誤飲・誤食を防ごう
山口先生:
「犬の誤飲・誤食を防ぐためには、次のようなことに注意しましょう。
・危険なものは愛犬の口の届くところに置かない
・ペットガードなどで立ち入らないように備える
・留守番中はサークルやケージに入れる
・来客など、いつもと環境が変わる際にはケージに入ってもらう
・散歩時は見通しのよい場所を歩く・愛犬から目を離さない・リードを短く持つ」
犬の誤飲・誤食に気付いたらどうすればいいの?
山口先生:
「誤飲誤食は早急な対応が必要です。時間が経過するにつれ、リスクが上昇したりできる対応が限られていきます。
また、ご自宅では確実に効果の望める対応はできません。動物病院での処置が必要です。
このため、気づいた時点で速やかに動物病院へ連絡をし指示を仰ぐか、受診をしてください。
連絡の際には、何を・いつ・どのくらい食べたか、愛犬の現在の様子などを伝えてください。
受診の際には、誤飲・誤食したもののかけらや、同じものを持参してください。
誤飲・誤食は急に起こります。夜間や、かかりつけ医が休診の際にも対応可能な病院をあらかじめ探して備えておきましょう」
取材・文/藤真もとみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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