愛犬がストレスを感じていることはないか、飼い主さんであれば気になることですよね。年代に関係なく、すべての犬にとってなにがストレスになるか知っていますか?
この記事では、「犬が大きなストレスを感じやすい5つのこと」について解説します!
①擬人化→犬としての自然な行動を制限されると、苦痛に……
人にとって望ましいことが、犬にとっても同じとは限りません。人間社会で暮らすためのしつけは必要ですが、たとえば下記のようなものは、犬にとってはストレスに。
・「話せばわかるから」と、言葉でしつけようとする
・散歩に行ってもニオイかぎを一切させない
このように、人としての振る舞いを犬に要求するのは、苦痛でしかありません。
②不快な環境→不衛生な場所や暑さ・寒さがストレスに
寝床とトイレの場所が近すぎるハウスは、犬にとって不衛生に感じ、大きなストレスに! また、「暑い」「寒い」「床が滑る」などの不快な環境も、犬にとっては非常に苦痛です。
③空腹・のどの渇き→生命が脅かされて危機を感じる
愛犬と幸せに暮らすために、感じさせてはいけないストレス。たとえば、長時間の留守番などで食べ物も水も不足すると、犬は命の危機を感じ、精神的にも大きな負荷がかかるのです。
④肉体的な苦痛→体罰は強い恐怖を感じることに……絶対NG!
しつけがうまくいかないからといって、体罰を与えるのは絶対にやめて! 「飼い主さん=痛いことをする怖い人」と覚えて、飼い主さんがそばにいるだけでもストレスになってしまいます。
⑤不安やプレッシャー→家族間での不穏な雰囲気も、ストレスの原因に
体罰でなくとも、精神的にプレッシャーをかけることもNG! できないしつけを延々と練習させたり、家族のケンカなどの不穏な空気も、犬を不安にさせる要因になってしまいます。
以上の5つが、犬にとっては大きなストレスになります。日頃、愛犬にこのようなストレスを与えていないか、飼い主さんは見直してみてくださいね。
出典/「初めて飼い主さんのいぬのきもち」2016年10月号『すこやかな「犬性」を送るために知っておきたい 年代別 犬種別 ストレス解決法』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。