犬と暮らす
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犬が「ごはんに不満があるとき」の行動 食にわがままになる原因、知ってる?
今回は、「ごはんに不満がある犬が見せるサイン」や、なぜ好き嫌いが激しいコになってしまうのかについて、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
犬がごはんに不満を抱えているときのしぐさ・行動
- 「これ嫌だよ!」と言わんばかりに、飼い主さんを見つめる。
- ニオイは嗅いでみるけど、食べない。
- 数口だけ食べてやめてしまう。
- 口に入れるけど吐き出してしまう。
- 鼻先でごはんをどかすようなしぐさを繰り返す。
- 「これは違う!」というアピールとして、タオルなどを被せる。
ごはんの好き嫌いがある犬の傾向とは
性格にもよりますが、犬はもともと好奇心が旺盛で、人が食べているものを欲しがります。もし、ふだんから愛犬に人の食べ物を与えている場合、ドッグフードの好き嫌いをするようになるかもしれません。人の食べ物のほうが、いろんなニオイ、触感、味、特に甘味に富んでいて魅力的だからです。
また、「今出されているドッグフードを食べないでいると、もっとおいしいものが出てくる」とわかってしまえば食べません。次に人の食べ物がもらえるならば、なおさらです。
ごはんを嫌がるようになる一番の原因は、人の食べ物の味を知ってしまうことかもしれません。
犬がごはんに不満があり食べない場合の対策は?
「もっとおいしいものが出てくる」とわかっていれば、わがままで食べないことも考えられます。いずれにしてもしばらくそのままにしておいて、様子を観察しましょう。
30分ほど経っても残っていた場合は、片付けてください。次の食事の時間にはお腹が空いて食べるかもしれません。
具合が悪くて食べない場合を除いて、わがままで食べないなどであれば1食抜き、お腹を空かせている状態にし、いつものごはんをあげてみましょう。
また、ごはんを食べない原因がわがままではなく、病気の可能性もあるかもしれません。心配な場合は、獣医師に診てもらうようにしましょう。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/Honoka
編集/いぬのきもちWeb編集室
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