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早期発見!いつもと違う「散歩中の行動」で愛犬の病気に気付こう!
散歩中の行動は健康のバロメーター
毎日行う犬の散歩は、「いつもと違う」に気付くことができる大チャンス。散歩は毎日同じ行動を繰り返しているので、いつもと違う動き方をすれば、飼い主さんならすぐにわかるはずです。
いくつか見るべきポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
歩き方がいつもと違う!
・お尻をフリフリしながら歩く
・階段を上る際に腰をくねらせている
上記の症状が表れたら、「股関節形成不全」などの骨や関節の病気が疑われます。股関節形成不全などの炎症で痛みが生じると、痛む部分の骨や関節が擦れないように歩くので、お尻を振っているような歩き方になってしまいます。
この病気は大型犬が発症しやすく、生後6か月から2歳ごろまでにかかりやすいようです。一人で散歩する際に犬の後姿を見るのは難しいので、家族や友達など複数人で散歩している際にチェックするのがおすすめですよ。
■足の運びをチェック!
・片足を上げて歩く
・スキップをするように歩く
上記の症状が表れたら、上述した「股関節形成不全」や、「足の骨折」「前十字靭帯断裂」などのおそれがあります。ケガをした方の足をかばうため、片方に寄った歩き方になってしまいます。いずれのケガも放っておいたら一大事なので、明らかに歩き方がおかしい場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
しぐさがいつもと違う!
・オスワリをしたがらない
普段問題なく行っているはずのオスワリをしたがらない場合は、お尻を地面につけるのが痛いのが原因。「肛門周囲腺腫」「肛門嚢炎」など、肛門周りの病気になっているおそれがあります。また、「脱臼」などで骨や関節に痛みがある場合もオスワリがしにくくなるので、オスワリをいやがったりオスワリをしても体勢を維持できずにすぐに立ち上がってしまうことがあります。
■休憩ペースをチェック!
・すぐに疲れて座り込んでしまう
・いつもより歩くペースが遅い
普段より疲れている様子が見られる場合は、病気によって体力が低下していると考えられます。「甲状腺機能低下症」などのホルモンの病気や、心臓や肺の病気によって、長く歩くと胸が苦しくなっているのかもしれません。老化や肥満でも疲れやすくなるので、普段から愛犬の体調を把握し、明らかにおかしいと思ったら病院を受診しましょう。
■夜の散歩をチェック!
・夜や夕方に散歩すると電柱や気にぶつかる
・夜の散歩を嫌がる
夜などの暗い場所での行動がおかしくなる場合は、「白内障」「緑内障」「乾性結膜炎」など、目の病気にかかっているかもしれません。モノにぶつかったり暗い場所を怖がったりするのは、目が見えにくくなっていることが原因。目の病気は、放置すると最悪の場合失明に繋がりますので、早い段階で気付いてあげることが大切です。おかしいなと思ったら、犬の目の前で音を立てずに移動してみて、しっかり目で自分を追っているか確認してみましょう。できていない場合は、目に何らかの異常が起きているかもしれません。
文/higarina
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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