犬と暮らす
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「知らない犬」との接し方、注意点は? 街で出会った犬を急に触らないで!
犬はどのコもフレンドリーとは限りません。中には怖がりのコもいます。もし可愛いと思っても、犬とその飼い主に配慮した接し方を心がけましょう。
「知らない犬との接し方」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
知らない犬が目の前に、正しい接し方とは?
まず最初に、面識のない犬と出会ったときの正しい接し方の流れとマナーについて知っておきましょう。
①最初に少し離れた距離からその犬の飼い主さんに触っても大丈夫なコかどうか「触ってもいいですか? 」と必ず確認してください。
②飼い主さんから許可が出たら、その場にゆっくりしゃがんで犬と目線の高さを合わせます。
③しゃがんだら犬を無理に触ろうとしないで、犬から近づいてくるのを待ちましょう。
④犬が近づいてきたら、軽く握った手を下から差し出して犬に手のニオイを確認してもらいます。
これが面識のない犬との正しい接し方です。
犬が嫌がるサインを出していたら、犬の気持ちを尊重すること
例えば、
- 尻尾が股の間に入っている
- ガタガタ震えている
- 飼い主の後ろに隠れる
- 体が硬直する
- 毛が逆立つ
- 唸る
- 触ろうとした時に後退りする
- 差し出した手のニオイを確認しようとしない
など、犬に上記のような行動がみられたら「嫌だ! 」「触られたくない! 」「これ以上近づかないで! 」というサインを出しているので無理に触らず、その犬と飼い主さんを嫌な気持ちにさせないように「怖いのかな、ありがとうね。」と優しく声をかけるなどしてその場から離れてあげましょう。
フレンドリーな犬とシャイな犬を見分けるポイント
フレンドリーな犬は、犬が自分から尻尾を振って駆け寄ってきたり、近づこうとすると尻尾を振って嬉しそうな表情をするでしょう。
声をかけたり近づいた時に嬉しそうに近づいてくる様子がみられない犬は、基本的にシャイな性格だと思って慎重に接したほうがよいでしょう。
怖がりやシャイな犬と暮らす飼い主の立場になってみると、知らない人が急に愛犬を触りに近づいてくるのは、緊張する瞬間でもあるということを知っておきたいですね。
「触ってもいいですか? 」の声掛けや知らない犬との接し方、是非、参考にしてください。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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