唸る愛犬のきもちが知りたい!
「わんわん!」と楽しそうに吠える犬や、「くぅ~ん♡」と甘えた声で鳴く犬。どれも愛犬の感情表現で、見ていて嬉しいものですよね。しかし、ちょっと困ってしまうのが「ガルルル」と、怖い顔で唸っているとき。何か不満があるのか、訴えたいことがあるのか心配になりますし、唸る愛犬の表情は怖いものです。
一体どういった理由で唸っているのか、飼い主さんとしては知っておきたいですよね。日常の『唸るポイント』から、愛犬の気持ちをひも解いてみましょう!
動くものに反応!威嚇と攻撃をするため
愛犬が遊ぶと思って準備した段ボール。トンネルにして遊んだり、ガリガリしたりして遊ぶとばかり思っていたのに、段ボールを見た途端、「ヴヴヴ…」と唸りだす愛犬にドキリ!えっ、喜んでくれないの?とショックを受けてしまいます。「怖くないよ~!」と段ボールを持ってフリフリすると、低い姿勢になり余計に怖い顔に…。この行動は間違いなんでしょうか?
このときの愛犬の気持ちは「なんだ、お前!」と、得体のしれない物体に恐怖を感じている可能性があります。その恐怖心が原因で、段ボールを威嚇して攻撃しようとしているのでしょう。もしもあまりに威嚇するようでしたら、一度段ボールと距離を置いてあげると良いかもしれませんね。
遊びに夢中になりすぎているため
今度は、犬用のおもちゃで一緒に楽しく遊んでいるときの出来事です。大好きなぬいぐるみで引っ張り合いっこ!愛犬も楽しそうに引っ張っています。綱引きのように遊んでいると…あれ?どんどん険しい顔に。「ガヴヴ…」と、ものすごく怒っています。さっきまで楽しそうにしていたのに、どうしてなのか混乱してしまいます。もしかして、この遊びは嫌いなんでしょうか?
このときの愛犬の気持ちは、「楽しい~!」とテンションが上がっている状態です!きっと飼い主さんとの遊びに夢中になり過ぎて、周りが見えなくなっているのでしょう。『威嚇』との違いは、はしゃぐように飛び跳ねる、上体のみを低くするなどのサインです。ただし、そのまま威嚇や攻撃に移行する場合もあるので、愛犬の興奮状態が続くようなら一旦クールダウンしましょうね。
『唸る』と一言でいっても、愛犬の感情は様々です。なかには「触らないで!」と、飼い主に対して唸る犬もいます。そういうときの愛犬は神経質になっているので、そっとしておいてあげましょうね。愛犬の一つ一つの感情に気付けたら、今よりもっと良い関係になれそうです♪
出典/「いぬのきもち」17年2月号『鳴き声ミュージック』」
文/ICHINOKI
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。