はじめが肝心!トイレトレーニング
子犬をお迎えしたら1番最初にしておきたいのが、トイレトレーニングです。初めて子犬をお迎えした方にとっては、しつけ自体も初めてで分からないことばかりですよね。しかしトイレトレーニングの方法を誤ると、大きくなってから悪癖として表れてしまいます。まずは、しつけのためと思いついついやってしまいがちなNG行動から確認してみましょう。
NG行動①失敗したからといって叱る
そもそも犬は「トイレ以外で排泄したから叱られた」と理解することができません。大きな声で叱ったり騒いだりすると「排泄を失敗したことで飼い主さんが喜んでくれている」と勘違いしてしまうこともあります。もし叱るのを習慣づけてしまうと、部屋の目だたないところや、飼い主さんの見ていないところで排泄する習慣がついてしまいます。失敗しても叱らないようにしましょう。
NG行動②犬の前で排泄物を片づける
愛犬が失敗したときの排泄物はどのように片づけていますか?「一生懸命拭き掃除をしている姿を見せれば少しは反省するだろう」と、愛犬に拭き掃除している姿を見せていませんか?悲しいことに、一生懸命拭き掃除をしている飼い主さんの姿を見ると、犬は遊びに誘っているのだと勘違いしてしまいます。片づけるときは何も言わずに、愛犬が見ていないときに静かに行いましょう。
NG行動③「できて当たり前」という態度
「犬がトイレで排泄するのなんて当たり前」と勘違いしてはいけません。飼い主さんがトイレトレーニングをしてあげる事で、初めて愛犬はトイレを覚えるのです。もしそんな態度をとってしまうと、犬は正しい事と間違っていることの区別がつきにくくなってしまいます。
トイレトレーニングを成功させるために
トイレトレーニングをはじめる時期
飼い主さんのなかには、トイレトレーニングよりも先に「お手」や「おすわり」を教えたいと思っている方もいるでしょう。たしかに愛犬が自分の指示に従ってくれているのが一目でわかるので、覚えてくれたら嬉しくなりますよね。その気持ちも分かりますが、あくまで最初にしつける必要があるのはトイレトレーニングです。子犬をお家にお迎えしたらすぐにでも始めてくださいね。
トイレサインを見逃さない
愛犬のトイレサインに気づいてあげていますか?犬が排泄したくなると、床のにおいを嗅ぎ出したり、くるくる回ったりと、「トイレサイン」といわれる行動をとります。このサイン以外にも、食後などの時間帯は排泄しやすくなるので要注意。愛犬のトイレサインを見たら、目を離すことなく優しくトイレに誘導してくださいね。
トイレトレーニングで大切な事
愛犬がオシッコをしそうな場所にいくつもペットシーツを置いてみたり、トイレのタイミングを把握し優しくトイレに誘導したりと色んな方法を試しながら、焦らずゆっくりと愛犬と向き合ってあげましょう。
ペットシーツで排泄できたら、思いっきり褒めてあげることも大切です。おやつなどのご褒美をあげて、褒めながら教えるのも効果があるでしょう。何度も繰り返し練習していくことで「トイレで排泄すると褒めてもらえる、いいことがある」とを思い出してくれるようになりますよ。
NG行動に気をつけながら、愛犬のトイレトレーニングを成功させましょう。
出典/いぬのきもちWEB MAGAZINE 獣医師が答えるQ&A(https://pet.benesse.ne.jp/dog/sogojoho/qa/l/m/s/?id=4)
文/佐藤
※写真はスマホアプリ「まいにちいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。