犬と暮らす
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Vol.9 アンチエイジング、食べるものから考える「 愛犬のすこやかアンチエイジング」
Vol.9 アンチエイジング、食べるものから考える
子犬時代からモリモリ食べて育ったセンパイ
家に迎えるとき、それまで面倒を見ていてくれた担当の方に言われたことは「身体は小さめですが、食欲旺盛でよく食べる犬です。だから、欲しがるだけ与えていたらどんどん大きくなりますよ。ごはんは規定量でお願いします」。
「は、はい!」飼い主としては気を引き締めて臨みました。食事は信頼できる友人にすすめてもらったドライのドッグフードと決め、体重に合った量を朝晩2回がハッピータイムとなりました。今もその習慣が続いています。
子犬のときからセンパイの食べる勢いはすさまじく、あっというまに完食。いつもはおっとりしているのに、食べるときだけはハングリー精神まるだし(まさに!)。我が家での暮らしに慣れてきたころ、おやつも少しずつ解禁しました。「センパイ!」と呼び、やってきたらおやつを与える。それを繰り返して「呼び戻し」を覚えさせたものです。
1才を過ぎて避妊手術をしたあと、なんとも痩せて元気がなくなった時期がありました。不憫に思い、私の朝食のパンのひとつまみ(味のついてないところ)を与えたりするように。お菓子やケーキなど甘いものや塩気のあるもは与えたことはありませんが、これがきっかけでセンパイは「人の食べるものもらえるときがある!」ということを覚えてしまったのでした。ここに告白して懺悔します。
年齢に合わせたフードって正しいの?
今、センパイのごはんは朝はドライフードのみ。夜はドライフードに茹でたキャベツやヨーグルト、納豆などそのときあるものをトッピング。VOL.3で伺ったLet'sさんでアドバイスを受けてから、魚のあらなども茹でて与えることもあります。以前「トッピングは、メインになるフードの1/3の量までと」聞いたことがあるのですが、センパイはダイエットも兼ねて、ドッグフード5:キャベツ3:ヨーグルト2って感じでしょうか。ドッグフードを気持ち控えめにしています。
今後も増え続けるのでしょうか、そんなの怖すぎますっ! 今までも「STOP THE 肥満!」ということで、ダイエットもしました。ドッグフードに「小雪」というヒエや粟をふくらませたものを混ぜたり、おからを混ぜたり……。
偶然ですが、Web連載で活躍中の小雪ちゃんと同じ名前です
おからは近所のお豆腐屋さんで安く手に入ることもあり長続きしましたが、猫のコウハイと同居するようになってから、猫用トイレにおからが原料のトイレ砂を使ってしまいました。猫のトイレにおからの香りを感じとったセンパイは、留守番中に「トイレ砂食べ放題〜!」に挑戦してしまい……。このことが私の苦い経験となり、おからは封印(人は食べています)。ここに告白して2度目の懺悔をします。
シニア期に入り、改めて考えたい食事のこと
※Web編集室注:牛乳を飲んで下痢をしてしまう犬には、人用の牛乳を与えるのを控えてください
次回予告
「食」とともに「住」について考えます。
プロフィール
いしぐろゆきこ:愛犬誌や女性誌、WEBなどで日々の暮らし、犬猫に関するエッセイやモノのリコメンドを執筆。近著に『豆柴センパイと捨て猫コウハイ』(幻冬舎)。
http://www.blueorange.co.jp/yuruyuru/
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