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メス犬を家族に迎える前に考えておきたいこと

これから犬を家族にお迎えしようとするとき、オス犬とメス犬それぞれの特徴や性格、飼い方を知っておくことは重要です。では、メス犬にはどのような特徴があるのでしょうか。

「メス犬をお迎えする前に考えておきたいこと」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

メス犬の特徴と性格

メス犬を家族に迎える前に考えておきたいこと いぬのきもち
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一般的にメス犬はオス犬よりも小柄な体格で筋肉量は少なく、体脂肪率が高い傾向があります。

メス犬の性格としては、強いオスを慎重に選ぶ必要があったり、子を守り育てるという使命があるため、保守的であったり神経質な面がある傾向がみられます。

メス犬がかかりやすい病気

メス犬を家族に迎える前に考えておきたいこと いぬのきもち
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メス犬がかかりやすい病気としては、生殖器に関わる子宮蓄膿症と乳腺腫瘍が挙げられます。

メス犬には年に1〜2回発情期がある

トイ・プードル
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メス犬には性ホルモンに変化が起こる生理現象の「発情期」があり、未避妊の場合では発情前期から発情期にかけて出血がみられるなど、発情休止期まで心と体にさまざまな変化がみられます。

未避妊の場合、生後6〜10カ月頃に最初の発情期を迎え、その後は年に1〜2回の発情期を周期的に繰り返し、生涯わたり発情期は続くといわれています。

発情期を迎えたメス犬は、フェロモンなどの刺激によって未去勢のオス犬だけでなく避妊去勢手術をしているほかの犬達を興奮させてしまうことがあります。

このため、お散歩でほかの犬に会わないように配慮したりマナーパンツを着用するなどの他にも、望まない妊娠を防ぐために愛犬をしっかりと管理する必要があります。

メス犬の子犬からシニア犬までの管理

チワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
子犬を家族にお迎えした場合、犬は人の何倍ものスピードで成長し年を重ねていきます。愛犬の健康のためには体重と食事の管理は欠かせません。

①メス犬の体重管理と食事

成長期の子犬は栄養価の高い子犬用のフードを与え、成犬期となったら成犬用、シニア期を迎えたらシニア用とライフステージに合わせたフードを選び、肥満にならないように体重と食事の管理を行うことが大切です。

メス犬はオス犬に比べて筋肉量が少ないことが多いので、1日に必要なエネルギー量は少ない傾向にあります。なかには、少食気味や偏食気味になるコもいるため、おやつなどを与え過ぎないように注意しましょう。

また、避妊手術後は食欲が増進する場合があるので、体重を定期的にチェックしながら適正体重を保つためにもフードの量や内容を調節してあげましょう。また散歩での適度な運動も体重管理には必要です。

②避妊手術の検討

メス犬は避妊手術をすることで発情期の出血が起こらなくなるだけでなく、子宮蓄膿症の予防ができます。また、早期に避妊手術を行うことで乳腺腫瘍の予防ができる確率が高くなります。

これからメス犬をお迎えしようと検討されている方は参考にしてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】犬の発情期|オスとメスの違いや対処法~手術まで』
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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