愛犬の病気を心配して動物病院を受診したら、なんと仮病だったなんて経験はありませんか?今回は、実際に飼い主さんが体験した愛犬の仮病エピソードと、獣医師の先生に伺った、仮病かもしれないときのアドバイスをご紹介します。
一度下痢をしただけで寝たきりアピール?!
「一度下痢をしただけにもかかわらず、倒れて重病のフリをしたわたしの愛犬。倒れながら私の様子をうかがい、体を抱えて起こしても倒れるという繰り返し……。
しかし、好きなおやつやおもちゃで誘ってみると、迷わず誘いにのってきました。こういう単純なところがかわいのですが」(神奈川県オス・3才/ミニチュア・ダックスフンド)
獣医師の先生からアドバイス
動物病院にも、関節やおなかの触診、耳鏡検診の際に、触る前から痛そうな声を出し、痛いフリをするコが多いです。しかし、飼い主さんにはその判断が難しいことがあるので、フリだとわかっていても遠慮なく動物病院を受診してください。
急な食欲低下……まさかの理由だった!
「食いしん坊だったコが急にゴハンを食べなくなってしまい、病気を心配して動物病院へ。しかし、血液検査などをしても異常は見当たらなかったため、数日様子をみることに。
すると、ストックしているフードの袋に穴が開いていて、かなり減っていることに気づきました。なんと、食欲低下の理由は「盗み食い」。食欲不振だったのではなく、ただの満腹だったようです」(東京都 ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)
獣医師の先生からアドバイス
出されたフードを食べないということは、かなりの量のフードを盗み食いしていたのかもしれません。嘔吐や下痢につながることもあるので、フードの保管場所を見直し、誤食させないようにしましょう。
犬たちの”仮病だった”エピソードをご紹介しました。今回は何事もなかったエピソードでしたが、なかには本当に具合が悪いこともあるので、あまり軽く考えず、いつもと違う様子がみられたら動物病院を受診してくださいね。
参考/「いぬのきもち」2021年10月号『Amazing Dog News 獣医師もオドロイタ!仰天診断カルテ』(ご協力/Dr.N、Dr.I)
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。