プレイズタッチとは?
プレイズタッチとは、圧をかけるマッサージとは違い体の表面を撫でるように軽く触れていくタッチケアです。道具は何もいらず、飼い主さんの愛情があれば充分です。
プレイズタッチは、愛犬に体を意識させることで姿勢が良くなったり、被毛にツヤがでたりする効果が期待できます。また、体だけでなく心の緊張も和らげることができるため、感情が安定するというメリットもあります。
さらに、愛犬の全身に触れることによって被毛や皮膚の異常や、健康に異常がないがチェックすることができます。良いことづくめのプレイズタッチを、愛犬との毎日のスキンシップに取り入れてみましょう!
どんな時に行うの?基本の3つのタッチ方法をご紹介
1.「おはよう」の時に
朝の散歩前などに体をリフレッシュさせるために行うタッチです。協議会の前や、シニア犬など、体を活性化させたいときにおすすめです。
2.「おやすみ」の時に
安心感と安らぎを与えるために行います。優しいタッチで穏やかな睡眠に導きます。夜寝る前に、愛犬とのリラックスタイムに行うとよいでしょう。
3.「大好き」の時に
毎日のスキンシップの一環として行うタッチです。全身に触れることによって体調のチェックや、愛犬をリラックスさせる効果があります。「大好きだよ」と心で伝えながらタッチしてあげてくださいね。
初心者におすすめのプレイズタッチ4種
1. 全身のストローク
健康状態をチェックするために全身をタッチします。愛犬の反応を見ながら、手のひら全体を使って深い呼吸で行ってください。後頭部から尻尾の先、肩から前足の先、肩から後ろ足の先の順に、毛の流れに沿って優しくなでます。最後にもう一度、後頭部から尻尾の先までタッチして完了です。
2. 首まわりのスクイーズ
指の腹の部分を使って首周りの緊張を取ります。皮膚を傷つけないよう爪を切ってから行ってくださいね。首の後ろの皮膚がたるんだ部分を指の腹を使って軽くつまみ、息をゆっくり吸いながら持ち上げ、息を吐きながら戻します。小型犬で4~6回、中型・大型犬で6~8回、場所を変えて繰り返します。強くつまんだりきつく引っ張ったりしないようにしましょう。
3. スノーフレーク
体の表面を刺激することによって、血流をよくします。活力UPも期待できるので、朝におすすめです。被毛についた粉雪を振り払うように、優しく肩から臀部に向かって左右に手を動かします。手のひら全体を使ってバイバイするように動かすとよいでしょう。
4. マズルのストローク
寝る前におすすめのプレイズタッチです。片方の手を愛犬のあごの下に優しく添え、4本の指をピタッとそろえて鼻の下から耳の下にかけて撫でます。これを両側で5回ずつ行います。母犬が子犬をなでるようにやさしく撫でましょう。慣れるまでは手の甲を使ってもいいですね。
いつでも気軽にできるプレイズタッチですが、愛犬に熱がある時や、傷や腫れ、湿疹がある時、神経が過敏になっている時などは避け、健康状態のよい時に行ってくださいね。
出典/「いぬのきもち」2018年2月号別冊「beautiful Dog レッスン帳」『プレイズタッチで美と健康をキープ!』(監修:HONDEHOK代表 二村陽子先生)
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。