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犬の膀胱炎が冬に多くなる理由 早期に気がつくポイントとは

寒い季節になると多くなる犬の病気に「膀胱炎」があります。もし、愛犬が膀胱炎になったときに、できるだけ早く気がついてあげる方法はあるのでしょうか。

「犬の膀胱炎に気が付くポイント」について、いぬのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に話を聞きました。

犬の膀胱炎が冬に多くなる理由

冬に多くなる犬の膀胱炎、早期に気がつくポイント いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
一般的に犬の膀胱炎は冬に多くなるといわれています。
これは、
  • 夏に比べて飲水量が少なくなる

  • 寒くなって動く機会が減ることで、おしっこを貯めがちになる

  • 寒さによってお腹全体の血流が低下する

などの理由が影響していると考えられています。

犬が膀胱炎になると頻尿や血尿がみられたり、痛みを感じたり、ぐったりしてしまうこともあるため、早期の治療が必要となります。

次は、飼い主さんが愛犬の膀胱炎に気がつくポイントについてみてみましょう。

膀胱炎に気が付くポイント①「おしっこの色」

冬に多くなる犬の膀胱炎、早期に気がつくポイント いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の膀胱炎は、尿の「にごり」や「赤さ」といった色の変化で気がつくことができる病気です。

室内でおしっこをしてくれるコは、白いトイレシートを使用したりティッシュなどで拭いたときに、おしっこが濁ったり赤くなっていないかを注意して観察するとよいでしょう。

屋外でしかおしっこをしないコの場合は、尿の色を確認しにくくなりますが、お散歩中に尿の色がわかりやすい場所で偶然おしっこをしたときに色の変化に気が付くケースもあるでしょう。

膀胱炎に気が付くポイント②「おしっこの回数」

柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
膀胱炎は症状に頻尿がみられることがあります。しかし、普段おしっこを1日10回くらいするコであったり、マーキングなのか見分けがつかない場合もあるかと思います。

このため、健康な状態のときから通常のおしっこの回数をできるだけ把握しておくと、
  • 明らかに排尿の回数が多い

  • 外でしかおしっこをしない犬が室内で複数回している

  • いつもと違う時間帯に散歩を要求する

などの膀胱炎のサインや症状に早く気がつくことができる可能性があります。

室内でトイレをする犬の場合では「さっきトイレでおしっこをしたのに、またトイレに行っておしっこをしている」などの異変に飼い主さんが気がつくことが多いでしょう。

膀胱炎に気が付くポイント③「おしっこのニオイ」

ラブラドール・レトリーバー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
おしっこのニオイも膀胱炎に気がつくポイントのひとつです。

獣医師は尿のニオイも観察しますが、飼い主さんの場合は「明らかな臭い尿のニオイ」に注意するとよいでしょう。

ニオイの感じ方は個々に異なるので一概にはいえませんが、たとえば、
  • 普段はしないような場所まで犬の尿が臭う

  • 生臭いニオイがする

  • 古い雑巾のようなニオイがする

なども要注意なニオイです。

これからの季節、愛犬のお世話の参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・丸山知美先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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