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犬の膀胱炎~症状や原因、治療と予防について~

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犬の膀胱炎は、慢性化しやすいところがやっかいですが、飼い主さんが早期発見しやすい病気でもあります。犬のオシッコにあらわれやすい、膀胱炎の症状や治療法、予防法についてくわしく解説します。

犬の膀胱炎って、どんな病気?

膀胱炎とは、尿道から侵入した細菌が膀胱で増殖し、炎症を起こす病気の総称です。メスはオスに比べて尿道が短いため、細菌が侵入しやすく、なりやすい傾向があります。膀胱炎は慢性化しやすい病気なので、オシッコに異変を感じたら、早めに病院を受診しましょう。

なりやすい犬のタイプ

・ミニチュア・シュナウザー
・メス

膀胱炎のサインは、“いつもと違うオシッコ”

膀胱炎の症状はオシッコの異変としてあらわれることが多いもの。1.オシッコの色、2.オシッコのニオイ、3.オシッコの頻度、4.排尿時の犬の様子、この4点についてチェックポイントを紹介します。「すぐに病院へ」の表記がない項目でも、2日以上続く場合や2つ以上当てはまる場合は急いで受診しましょう。

1)オシッコの色は?

□いつものオシッコに比べて少し濃い黄色や薄い黄色
□濃い黄色 →すぐに病院へ
□オシッコが血で赤く染まっている「血尿」の状態 →すぐに病院へ
□オシッコに赤い血が点々と混じっている →すぐに病院へ
□全体的にピンク色に見える(血液の量が少ないだけで血尿の状態)→すぐに病院へ

白色のトイレシーツの上にオシッコをさせて、窓辺や照明の下など明るい場所で色を確認しましょう。トイレシーツの表面をピンセットなどでめくると見やすくなります。ちなみに、発情中のメスのオシッコには血が混じることもありますが、この場合は心配ないでしょう。

2)オシッコのニオイは?

□鼻を刺激するようなツンとしたニオイ
□生臭いニオイ
□いつもと明らかに違う、オシッコとは思えないニオイ →すぐに病院へ
□いつもよりアンモニア臭が強い、強烈なニオイ →すぐに病院へ

ニオイは30cmくらい離れた場所からかぎましょう。正常なオシッコは、人と同じようなアンモニア臭がかすかにする程度です。

3)オシッコの頻度は?

□少量のオシッコを1日に何回も出す(1日に何回もトイレに行く)
□オシッコの姿勢をしても、まったく出ない →すぐに病院へ

未去勢のオスによくみられる少量ずつオシッコを引っかけるマーキング行為は、病気ではなく犬の本能的な行動です。

4)排尿時の様子は?

□いきんでいる
□トイレのしつけはできているのに、オシッコを垂れ流したり、そそうをしたりする
□キレが悪い
□「キャン」と鳴いたり、小刻みに震えるなどしている →すぐに病院へ
□オシッコの姿勢になったまま、排尿に時間がかかる →すぐに病院へ

オシッコをしているところを見られるのを嫌がる犬もいるので、背後から観察しましょう。しゃがんで視線を近づけると、様子がわかりやすくなります。

治療方法は、抗生物質の服用が一般的

愛犬が膀胱炎と診断されたら、治療は、細菌に作用する抗生物質が処方されるのが一般的です。一般にオシッコ中に細菌が出なくなるまで薬を服用します。また、水分が不足するとオシッコが濃くなるため、意識して水分をとらせ、排尿を促すことも重要です。

膀胱炎を防ぐために飼い主さんができることは?

愛犬に水分を適宜とらせることと、規則正しく排尿させることが膀胱炎の予防になります。とくに、冬場は散歩の回数や時間が減ったり、室内でも積極的に遊ばないでいたりすると水分摂取量が少なくなりがち。愛犬が水を飲んでいるか、こまめに確認し、減っていなければ飼い主さんが意識して水分をとらせるようにしましょう。また、外でしかオシッコをしない犬は、散歩はお休みしても定期的に外に出して排尿を促して。オシッコが膀胱内に長くとどまるほど細菌が増殖しやすくなるので、成犬は1日に2回以上、子犬は2~4時間に1回、シニア犬は1日に3回以上は排尿させるようにしましょう。

膀胱炎予防の生活習慣

1.意識して水分をとらせる
2.規則正しくオシッコをさせる
3.オシッコの回数を確認する

愛犬のオシッコの変化にいち早く気づくことは、膀胱炎の早期発見につながります。オシッコ観察は、飼い主さんができる手軽な健康チェック法なので、今日から毎日の習慣にしてみてください。

出典:「いぬのきもち」2014年7月号『いつもと違う! オシッコは病気のサイン』(監修:若山動物病院院長 若山正之先生)、「いぬのきもち」2015年1月号『冬に発症しやすい5大疾患』(監修:東京動物医療センター 南直秀先生)、「いぬのきもち」2017年5月号『4つのポイントですぐわかる! 愛犬のオシッコチェックやってみよう』(監修:若山動物病院院長 若山正之先生)

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