犬の散歩は何のために行くの？散歩をする目的4つ

愛犬との暮らしでは、日々の「お散歩」が欠かせませんよね。そもそも、犬にとって散歩はなぜ必要なのでしょうか？

「犬の散歩をする目的」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬の散歩はなぜするの？その目的とは

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犬にとって散歩をすることは、健康を維持するために欠かせないものです。なぜ犬に散歩が必要なのか、その目的を確認しておきましょう。

①運動不足の解消

犬は運動不足になると肥満になりやすくなります。愛犬を太らせないためにも、体重管理を行うためにも散歩は必要です。

②ストレスの軽減

犬が適度な運動をすることは、ストレスの発散や気分転換となるなど、メンタル面での健康維持にもなります。

特に、運動をすることが好きな犬種では、散歩ができないストレスから「吠える」「物を破壊する」といった問題行動がみられる場合があるため、予防としても日々の散歩で運動をすることは大切です。

③犬の社会化

犬の散歩は「犬の社会化」にも大きな役割をもちます。
犬が人と暮らしていくためには、外の世界のさまざまな刺激や環境に慣らすことが必要です。

たとえば、知らない人や犬、車やバイクの音、いろいろなニオイ、地面（アスファルト、土、草など）の感触などに子犬の頃から慣らしておくことで、人との生活にストレスを感じにくくなります。

④愛犬とのコミュニケーション

散歩中はただ歩くだけではなく、優しく声をかけたり「アイコンタクト」をしたり、「オスワリ」や「マテ」をすることで、飼い主さんと愛犬との関係性がよりよくなるきっかけとなります。

冬の散歩は防寒対策をしっかりと

冬場は防寒対策をしっかりして、暖かい時間帯に散歩に行きましょう。

犬のなかには、気温が低いと寒さが苦手だったり、冷えた地面を嫌がって歩かなくなるコもいるため、無理をさせない判断も必要です。

ただし、散歩の時間が減ると運動不足になりがちなので、散歩を減らした日は室内でおもちゃを使った「引っ張りっこ」などの遊びをしながら運動をさせるようにしましょう。また、バギーや抱っこでお散歩をするなど、愛犬の好奇心を満たしてあげたり気分転換するのもよいかと思います。

犬の散歩は、愛犬の心と体の健康維持のために必要なものです。愛犬の体調や状態に合わせて、飼い主さんも一緒にお散歩を楽しみたいですね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生）
参考／いぬのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】犬の散歩の基礎知識～開始時期、回数、時間、注意点など』
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください