犬と暮らす
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犬の食フンは健康に影響ない?解決方法を獣医師に聞きました!
今回は、食フンをしてしまう原因や食フンをした場合の健康被害、解決方法について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。
犬が食フンしてしまう原因
岡本先生:
「1. 栄養が足りていない・空腹感がある、2. 消化不良・腸管内寄生虫などに感染している、3. ストレス・エネルギーの発散不足、4. 遊びの一環でしている・クセになってしまっている、5. 飼い主さんの関心をひきたい、などの原因が考えられます」
食フンによる健康被害はある?
岡本先生:
「健康面での問題はとくにありません。しかし、食フン後の口臭は目立ってしまうでしょう」
食フンを改善する方法
岡本先生:
「栄養が足りていない場合や空腹感が原因の場合は、食事内容や量を見直してみましょう。成犬なら、ダイエット用のフードなど満腹感が持続するフードに変更してみるのもいいでしょう。それでも食フンが続いてしまう場合は、消化吸収不良や寄生虫などの感染を起こしている可能性があるため、一度動物病院を受診してください。
クセになっている場合は、完全にやめさせるのが難しいケースも。そのため、まずは便をしたらすぐに片づける習慣をつけましょう。このとき、犬にはできるだけ見られないように素早く片づけてください。食フンをしようとしたらおもちゃやおやつなどで気をそらします。万が一、犬が便を口にいれてしまっても、大きな声を出したり、追いかけたりはしないようにしてください。
犬によってはフードを変更したり、サプリメントを与えたり、便に食糞防止のスプレーをかけたりすることで効果がある場合もあるようです。また、遊びや運動の時間がしっかりとれているかも、見直してみてください」
留守中の食フン対策
岡本先生:
「飼い主さんが在宅中に“犬が便をしたら食フンをする前にごほうびをあげる”というのを繰り返すことで、“飼い主さんの前で便をする=ごほうびがもらえる”と学習し、留守中の食糞を減らすことができるかもしれません。また、便を苦くする商品を使用してみるのも対策のひとつになるでしょう」
取材・文/山村晴美
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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