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「犬の冬場の寝床の対策」をしている人は約7割!寝床の工夫と注意するポイントとは
アンケートから、寝床の定位置や冬場の寝床の工夫を紹介。併せて、犬が快適に寝られる室温や寝床環境の注意点について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に教えていただきました。
愛犬の寝床、一緒派と別々派は半々
別々に寝る派に、愛犬がどこで寝ているかも聞いてみました。
・「ケージの中の自分のベッドです」
・「6畳間に愛犬1匹だけ、ハウスで寝ています」
・「ソファが定位置なのでいつもそこで寝ています」
・「私の布団の横にケージを移動させて、隣で寝ています」
・「ケージのなかの暖房付きベッド」
・「リビングルーム」 など
ケージの中が多数派という結果に。同じケージのなかでも冬場は温かくする工夫をしている飼い主さんも見られました。
愛犬の冬場の寝床、工夫している?皆さんの方法も紹介
・「冬用のもこもこベッドと、寝たら上から毛布をかけてあげます」
・「すきま風が入らないようにケージの上から毛布を掛けたりしています。ドーム型の布団を準備しましたが なかなか入ってくれない」
・「暖房をつける、一緒に寝る、接触ヒートマットをする」
・「寒さに応じて、ハウスに厚い布を重ね掛けし、ベットにヒーター差し込んでいます」
・「一緒にベッドで寝てますが、わんこ用のベッドも近くに置いてあり、本人の自由にさせています。気分や、温度次第で、好きに行き来しています」
・「湯たんぽと膝掛けで寒さ対策」
・「ゲージのなかに犬用のホットマットを敷いて、カバー毛布を被せてゲージを羽毛毛布で囲っている」
など、寝床作りを工夫する飼い主さんの声が聞かれました。
そのなかでも多かったのは冬用の寝具を用意すること。
犬専用のヒーターを用意したり、布を被せて隙間風対策をしたりする声が多いようです。
冬の寝床事情について獣医師の先生に聞きました
「愛犬の冬の睡眠を快適にする工夫」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生にアドバイスをいただきました。
――冬の寝床については寒さ対策が重視されている傾向です。犬にとって睡眠時の快適室温はどのくらいになるのでしょうか?
白山先生:
「犬種や年齢など、愛犬によって異なりますが、20℃~24℃程度が快適な室温といえるでしょう。健康な成犬の場合、人が少しひんやり感じる程度がひとつの目安です」
――愛犬の寝床に冬対策をする飼い主さんも多く見られますが、寝床環境におけるNG行為を教えてください。
白山先生:
「やけどのおそれのあるストーブなどの使用は避けましょう。電気コードなどにも注意です。
また、定位置から移動できない状況を作るのもよくありません。犬が暑いと感じたときには移動できるようにしておきましょう。人基準で暖かすぎるのも快適な環境とはいえません」
――一緒に寝る飼い主さんに向けて、冬ならではのアドバイスがあれば教えてください。
白山先生:
「飼い主さんと愛犬の体感温度は違う場合があるので、いつでも愛犬が涼しい場所へ移動できる環境を整えましょう。冬は厚手の布団や毛布を使用する機会が増えるので、愛犬を布団に閉じ込めることがないよう注意が必要です」
取材・文/小泉美筆
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関係性はありませんので予めご了承ください。
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