雨や水遊び後に気をつけたい「犬の足裏が濡れた後のお手入れ方法」

愛犬の足裏が濡れたとき、しっかりとケアはできていますか？雨の日のお散歩やシャンプー、水遊びなど、犬の足裏が濡れるタイミングは意外に多いものですよね。

雨の多くなる季節を前に「犬の足裏が濡れた後に気をつけたいお手入れの仕方」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬の足裏が濡れたままだと皮膚炎を起こすことがある

梅雨に入ると雨の日に愛犬のお散歩に行く機会も増えてくると思います。また、気温が高くなってきて川やプールで水遊びを楽しむ犬たちもいるのではないでしょうか。

このような場面やお散歩後に愛犬の足を洗ったとき、あるいはシャンプーをしたときなどに犬の足裏を濡れたままの状態にしておくと、湿った皮膚は常在菌が繁殖しやすくなるため、犬のニオイが強くなったり、趾間皮膚炎、膿皮症などの皮膚炎を起こす可能性があります。

犬の足裏が濡れた後のお手入れ方法

犬の足裏が濡れた場合、まずはタオルドライをしっかり行います。それでもまだ足裏が湿っているときはドライヤーを使って乾かしてあげてください。

犬の体を早く乾かしたいときは、タオルドライをする際に吸水性に優れたペット用のタオルやヒト用のスイムタオルを使ってもよいでしょう。

犬の足裏の毛をカットするお手入れで清潔に

犬の足裏が濡れたら水分を取って乾かすことが大切ですが、足裏の毛が伸びていると乾きにくくなるため、足裏の毛をカットすることもポイントです。

犬の足裏の毛をカットして清潔に保つことで足裏の皮膚炎を起こしにくくすることができます。

また、濡れた足裏は室内で滑りやすくなることから、関節に疾患を持っているコは悪化したり腰に負担のかかりやすいダックス等の犬種は腰を痛める可能性があるので、足裏の毛をカットすることはケガの予防にもつながります。

愛犬の足裏が濡れたときはそのままにせず、しっかりと乾かすお手入れをしてあげてくださいね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください