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散歩中の熱中症対策「犬のひんやりグッズ」の使い方と注意点を獣医師に聞いた

犬の暑さ対策となるアイテムはたくさんあります。愛犬が散歩中に少しでも涼しさを感じるように「犬のひんやりグッズ」を活用したい場合、これらを使用する際に気をつけることはあるのでしょうか。

「外出時に犬のひんやりグッズを使用する際の注意点」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬の脱水や熱中症、夏バテが起こる原因とは

散歩中の熱中症対策「犬のひんやりグッズ」の使い方と注意点  いぬのきもち
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犬は暑さを感じたとき、主にパンティング(浅く速い呼吸)をすることで、体の熱を放出して体温を下げようとします。

しかし、夏場の散歩や運動時などに暑すぎることで、パンティングをするだけでは体の熱の放出が追いつかず、犬は脱水や熱中症、夏バテを引き起こしてしまうのです。

「ひんやりグッズ」は犬の暑さ対策に効果的

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犬の暑さ対策や熱中症対策として「ひんやりグッズ」と呼ばれる製品があります。

犬のひんやりグッズは、保冷剤を入れることのできるバンダナや洋服、ベストなどであったり、水で濡らして使う製品が一般的です。

犬のひんやりグッズにはさまざまな種類がありますが、太い血管が流れている部分に当てることで体温を下げたり、気化熱で体の熱を放出するグッズが多く、脱水や熱中症、夏バテのリスクを下げることができるアイテムです。

暑い季節に愛犬と外出する際に、これらのひんやりグッズを活用するのもよいでしょう。

犬のひんやりグッズを使用する際の注意点

散歩中の熱中症対策「犬のひんやりグッズ」の使い方と注意点  いぬのきもち
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犬のひんやりグッズを使用する場合、いくつかの注意点があります。

保冷剤タイプのひんやりグッズを使う際の注意点

保冷剤を使用したひんやりグッズは、太い血管(たとえば、バンダナタイプなら首の血管)に当てることで体温を下げることができます。

特に短頭種の犬はもともと気道が細いことと、パンティングのしすぎで喉が腫れて熱が上がりやすくなったり、呼吸困難になることもありますが、ひんやりグッズを活用することでこれらの予防にもなります。

保冷剤を使用したひんやりグッズを使用する際の注意点としては、人と同様に保冷剤を長時間体に当てることで凍傷を起こす可能性があるため、緊急時以外は犬の肌に保冷剤を直接当てないように注意が必要です。また、犬が保冷剤を誤食しないように気をつけましょう。

濡らすタイプのひんやりグッズを使う際の注意点

バンダナや洋服などを水に濡らして使用するタイプのひんやりグッズは、保冷剤を使用したアイテムと同じ効果がありますが、注意点として、水分が含んだアイテムの着用で犬の体が濡れることから、室内に入った際に愛犬の体が冷えないように注意してください。

犬は人に比べると地面から近いところを歩くため、夏場の散歩では暑さの影響を受けやすいといわれています。愛犬と外出する際の暑さ対策について考えてみてはいかがでしょうか。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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