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愛犬とのお泊まり旅行 計画の立て方や移動中のトラブル対策とは?

愛犬と一緒に旅行したいという飼い主さんは多いもの。しかし、はじめてだと宿選びや必要な準備がわからず不安ですよね。今回は、愛犬とお泊まりする際の計画の立て方から、移動中のトラブル対策まで、家庭犬しつけインストラクターの井原亮先生に伺いました。

犬連れ旅行でのベストなプランの立て方

お出かけ中のウェルシュ・コーギー・ペンブローク
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
キャンプや温泉、川下り……近年、旅先で愛犬と楽しめることはたくさんありますが、はじめて愛犬とお泊まりの旅に出かけるなら、近場で、愛犬にとって過ごしやすい宿泊施設を選ぶことから始めましょう。

はじめて旅をする愛犬は、いつもと違う環境に置かれて「どこへ連れていかれるのだろう?」と不安を感じることがあります。そうした不安をやわらげるには、「わが家」のように過ごせる、たとえば1棟ずつ離れているログハウスのようなタイプの宿泊施設を選ぶのがおすすめです。

犬連れ旅行での最小限持っていくもの

カートに乗るポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
宿泊先で犬用の食事やクレートなどが用意されていることもありますが、緊張して愛犬が食べられない、眠れないという場合もあるので、愛犬が食べ慣れたドッグフードや使い慣れている日用品は持っていったほうがよいでしょう。

また、慣れない場所でそそうをしてしまう場合もあるので、家で使っている犬用トイレやトイレシーツがあると安心です。万一のそそうや抜け毛などに備えて、消臭・除菌スプレーなども準備しておくと役立ちます。

旅先に最小限持っていくもの

  • クレート・かけ布
  • リード・首輪(予備のものも1組忘れずに)
  • トイレシーツ
  • 犬用トイレ
  • ポリ袋(ウンチ袋)
  • フード・おやつ
  • フードボウル・水飲みボウル
  • お気に入りのタオル
  • ふだん使っている犬用ベッドやクッション
  • おもちゃ(犬だけで遊べる知育おもちゃも忘れずに)
  • ブラシ
  • 常備薬
  • ワクチン接種証明書
  • 鑑札
  • 愛犬と飼い主さんが一緒に写った写真(万が一脱走して保護された際の証明に)

旅先に持っていくと便利なもの

  • 消臭・除菌スプレー
  • ティッシュペーパー
  • 粘着ローラー
  • ※愛犬が不安や緊張からそそうしたときや抜け毛などで床などを汚したときに役立ちます

  • 保冷剤などが入るクールウエア
※夏の旅行では直射日光を浴びる機会も多く、熱中症対策は念入りに

犬連れ旅行でのおすすめの移動法

お出かけ中のトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
旅のプランを立てるときに大切なのが交通手段。はじめての愛犬との旅なら、公共交通機関を利用するよりも、車での移動のほうがこまめに休憩ができ、いつも愛犬と一緒にいられて、愛犬の状態が確認できるのでおすすめです。

高速道路のサービスエリアなどの休憩場所では、水分補給やおやつ、トイレや軽めの散歩などをして気分転換を。なかには、ドッグランなどを備えているところもあります。サービスエリアごとに休憩するくらいのつもりで、余裕をもった計画を立てて出かけましょう。また、車内への愛犬の置き去りは絶対にやめてください。

犬連れ旅行での移動中のトラブル対策

サービスエリアで休憩中のミニチュア・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

車酔いの対策

犬が車酔いすると、吐く、息づかいが荒くなる、よだれを垂らすなどの症状が出ます。日ごろから、車に数分乗せては降ろすことを繰り返すなどして、車に乗ることに慣れさせておくと安心です。酔いやすい犬には、動物病院で酔い止め薬を処方してもらいましょう。また、食事は乗車の2~3時間前にすませておくとよいでしょう。

熱中症の対策

夏のお出かけでは、愛犬の熱中症に注意が必要です。移動中の車内では、愛犬はクレートごと、直射日光の当たらない涼しい場所に置きましょう。車で移動の際は、エアコンで温度調節をし、窓にはUVカットガラスやフィルムなどを利用して、車内温度を上げない工夫を。また、クレートを保冷剤で冷やしたり、こまめに水分補給をしたりするようにしてください。

脱走・迷子の対策

一瞬のすきを突いて愛犬が脱走し、そのまま迷子になってしまう危険もあります。移動中とくに気をつけたいのは、車内から愛犬を降ろすとき。ドアを開ける前に、クレート内で愛犬の首輪にリードをつけるのが鉄則です。また、首輪が愛犬の体からすっぽりと抜けないように、適切にサイズを調節しましょう。首輪に人さし指が入るくらいがジャストサイズです。

ケガ・体調不良の対策

休憩場所で水を飲んだり、ドッグフードを食べたりした直後に走り回ると、大型犬はとくに胃捻転(いねんてん)になることがあるので要注意です。また、突然愛犬がぐったりしたり、ケガなどで出血したりしているときは、すぐに動物病院へ行きましょう。最寄りの動物病院へ行くときはスマホなどで検索を。事前に道中の動物病院を調べておくことも大切です。
いつもと違う環境に置かれると、愛犬もふだんと違う行動をとったり、体調を崩したりしやすくなります。事前にしっかり準備と対策を行って、愛犬との旅行を楽しいものにしてくださいね。
お話を伺った先生/井原亮先生(家庭犬しつけインストラクター 「SKYWAN!」代表)
参考/「いぬのきもち」2023年6月号『失敗しない! はじめてのお泊まりレクチャー これだけ!7』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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