愛犬をおしゃれにするより優先すべきことがある？トリミングカットを避けた方がよいケースとは

犬のトリミングは被毛を清潔に保つために行われるものですが、トリミングをするかしないかについては愛犬の体調や負担を優先して検討することが必要です。

「犬のトリミングを避けた方がよいケース」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬のトリミングはなんのために行うの？

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犬のトリミングはプードル種、マルチーズ、ヨークシャー・テリアなどの毛があまり抜けることがなく、伸び続ける犬種の毛を衛生的に保つためにカットして整えることをいいます。また、被毛をカットすることで毛を絡まりにくくしたり、ケガの予防、おしゃれの目的なども含まれます。

なお、犬種や被毛の特徴として、毛が短毛のまま生え変わるコには体全体のトリミングカットを行う必要はありません。

トリミング自体が体の負担になる犬もいる

トリミングを行う際に基礎疾患（特に呼吸器・循環器疾患、てんかんなどの持病）があるコは、興奮や緊張によって持病の症状が出てしまうことがあり、トリミングを行うこと自体が体の負担となる場合があるので注意が必要です。

基礎疾患のある犬や高齢犬はトリミングを避けた方がよい場合も

基礎疾患のあるコや高齢のコにトリミングを行う必要がある場合は、直前に獣医師の診察を受けてトリミングを行っても問題ないかを確認し、もし、獣医師から危険性が高いと判断された場合はトリミングは避けた方がよいでしょう。

通常、トリミング前にはシャンプーが行われますが、体調によっては体力を考えてシャンプーとトリミングを別日に分けたほうがよい場合もあります。この点についても獣医師に事前に確認をしておくことが大切です。

愛犬の体調に不安があり、トリミングをするタイミングに迷ったときは獣医師に相談しましょう。参考にしてくださいね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください