犬と暮らす
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犬のしっぽの動きでわかる!「喜怒哀楽」とは
そこで今回は、しっぽの動きと感情の関係を、獣医師の菊池亜都子先生に伺いました。
喜んでいるときのしっぽ
「犬は喜ぶとしっぽを振る」と思いがちですが、じつはまったく振らない犬もいるため、しっぽを振らないからといって喜んでいないというわけではありません。その場合は、表情や動きを見てみましょう。
喜んでしっぽを振る場合は、しっぽに力が入っておらず柔軟性がある状態でゆるやかに上げるか、あるいは水平ぎみにしてしなやかに振ることが多いようです。
怒っているときのしっぽ
犬が怒ったような表情やしぐさをしながらしっぽを上げているときは、強気の怒りを示していると考えられます。怒っているときはしっぽの筋肉がこわばるため、しっぽを振っていてもしなやかには見えず、しっぽの先まで力が入っている状態です。
悲しんでいるときのしっぽ
犬が立っているときに悲しい気持ちになると、しっぽをだらりと垂らしていることが多いです。垂らしていなくても、大きく振ることはほとんどありません。しっぽが短い犬種も、しっぽの先が下を向きがちになります。
楽しいときのしっぽ
犬が楽しいときは、しっぽを水平よりも上に上げて大きく振ることが多いです。しっぽやお尻に力を入れず、しなやかに動きます。しっぽが短かったり巻いていたりする犬種の場合は、しっぽの動きだけではわかりにくいので、表情や体の動きなどと合わせて気持ちを察してあげましょう。
参考/「いぬのきもち」2023年1月号『表情・しぐさ・鳴き声で気持ちがもっとわかる! 犬の喜怒哀楽ずかん』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※犬の感情は刻一刻と変化します。今回ご紹介した感情やその表現方法はあくまで一例です。
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