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【調査】「何かを訴えるように見つめてくる」犬たちは9割以上!心理を獣医師に聞いた
今回は、そのアンケート結果をご紹介するとともに、犬が何か訴えるかのように見つめてくるときの気持ちなどについて、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に伺いました。
【調査】愛犬が何かを訴えるかのように見つめてくることはある?

愛犬はどういうときに何かを訴えるように見つめてくる?
おやつ・ゴハンがほしいとき
- 「ゴハンがほしいとき正面にきてオスワリして見つめてくる」
- 「夜おやつがほしいとき。人を見つめ、次にキッチンを見つめ、『ウォン!』と鳴いてアピールしています」
- 「ご飯を食べているとき、ずっと見つめています。『一口ください!』って感じですね」
甘えたいときやかまってほしいとき
- 「甘えたいときに待っている」
- 「抱っこしてほしいときに見つめてくることが多い」
- 「遊んでほしいとき、見つめて足踏みをしている」
オシッコやウンチをしたとき
- 「ウンチをしたときに、『出たよ』といわんばかりに見てきます。ウンチを片さないでいるとシートを見に行って、ウンチしたことを確かめに行っては見つめの繰り返しで付近をクルクル……そのうち、トイレトレーの前に座ってこっちをずっと見て待っています」
- 「オシッコをしたりウンチしたりすると見つめてきて教えてくれます」
- 「オシッコをトイレでした後にごほうびほしさに見つめてくる。『オシッコしたよ~』とキラキラ目を輝かせて見てくるので、すぐにわかります」
散歩や外に行きたいとき
- 「外に出たいときにじーっと見てきて、動くたびについてまわり、『お外行きたいの?』って聞くと全開でしっぽを振ります」
- 「散歩の時間が近くなると『連れてけ~』って感じで見つめてきます」
- 「『お散歩行きたい!』って見つめてきます。お散歩中、行きたくない方向、行きたい方向を目で訴えてきます」
ほかにもこんなエピソードが
- 「平日の夕方、愛犬を乗せて車で子どもを迎えに行っています。いつもそのくらいの時間になると、『迎えに行こうよ、ボクは準備できているよ』という顔で、近くにきてオスワリして見つめてきます」
- 「おもちゃを出し忘れていると、おもちゃのカゴを置いてある場所でオスワリして見つめてきます」
- 「多頭飼いで下のコと遊んでいたりかまっていたりすると、ジト目で上のコが『こっちもかまってほしい』と訴えてきます(反対の場合も)」
- 「2階の部屋に行きたいときにまっすぐな目で見つめてきます。ひとりで行っていいよと伝えても、まっすぐな目でこちらの声が聞こえなかったように見つめてくるので、仕方なくいつも2階の部屋に付き合わされています」
【獣医師解説】犬が何かを訴えるかのように見つめてくるときの心理とは
――愛犬が何かを訴えるかのように飼い主さんを見つめてくるとき、どのような理由や心理が考えられますか?
山口先生:
「何かしてほしい要求があるときに見つめてくることが多いでしょう。また、最近の研究では、愛犬と飼い主さんが見つめあうことでオキシトシンというホルモン分泌が促され、絆を深め合うほか、さまざまな効果があらわれるということがわかっており、それも関係しているかもしれません」
――愛犬がじっと飼い主さんを見つめてくる場合、どのような対応をすべきでしょうか?
山口先生:
「愛犬の要求に心当たりがある場合、叶えたほうがいいものであれば対応してあげましょう。そうでない場合は、やさしく見つめ返してあげましょう」
取材・文/宮下早希
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年4月時点の情報です。
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