犬と暮らす
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犬と暮らすのに生涯で必要になるお金はいくら?ファイナンシャルプランナーに聞きました!
犬と暮らすのに生涯で必要な最低限のお金は……
約240万円(年間15万7760円)
※シングルコートの場合は約301万円(年間19万8679円)
食費……99万円
混合ワクチン接種費……10万5600円
ノミ・ダニ・フィラリア予防費……29万5200円
狂犬病ワクチン費……4万5000円
避妊・去勢手術費……3万5000円
トリミング費……93万600円
【中型犬】
約330万円(年間21万7716円)
※シングルコートの場合は約395万円(年間26万1276円)
食費……163万6740円
混合ワクチン接種費……10万5600円
ノミ・ダニ・フィラリア予防費……36万9600円
狂犬病ワクチン費……4万5000円
避妊・去勢手術費……3万5000円
トリミング費……110万8800円
【大型犬】
約500万円(年間33万560円)
※シングルコートの場合は約798万円(年間52万8560円)
食費……254万4400円
混合ワクチン接種費……10万5600円
ノミ・ダニ・フィラリア予防費……42万2400円
狂犬病ワクチン費……4万5000円
避妊・去勢手術費……5万円
トリミング費……184万1400円
※ご紹介している金額は、平均寿命(小型犬15才、中型犬13才、大型犬10才)をもとに、岡田先生が独自の計算式に基づき、参考値として算出したものです。
※食費は小型犬が1カ月3kg(5500円)、中型犬6kg(1万1000円)、大型犬13.5kg(2万1200円)のドライフード、混合ワクチン接種費は6種混合ワクチンなど、参考価格から算出しています。
※治療費(医療費)のほか、サークルやトイレなどの初期費用、お迎えにかかる費用を含まない、最低限の金額です。
子犬期にしつけと環境づくり、成犬期に体づくりを重視すれば愛犬の健康長寿をお金で守れます
愛犬にかけるお金の考え方の2つのルール
愛犬との暮らしのどこにお金をかけるかは飼い主さんの選択次第です。しかし健康長寿のことを考えるのであれば、飼い主さんの責任として「5つの自由」の視点は欠かせません。判断に困ることがあれば、これらにかかわる費用を優先するとよいでしょう。
●愛犬の幸せのための「5つの自由」
・飢え・渇きからの自由
・痛み・負傷・病気からの自由
・不快からの自由
・恐怖・抑圧からの自由
・本来の行動がとれる自由
健康を維持するためには、病気やケガのリスクを減らすことが重要です。そのためには愛犬の将来を見据えた「投資」をするのがおすすめ。こまめな健康診断や体のメンテナンスなど、若いころから始めるほど、愛犬の健康維持に大きなリターンが得られるはず。
岡田先生のおすすめの「投資」の例
人間社会の生活に早くから順応できるほど犬はストレスなく暮らせます。指示しつけを教えれば、もしものときに命を守る一助に。ケガのリスクを減らすのにも役立つので、しつけ教室に通うことを選択肢に入れるのも手です。
●お手入れ(メンテナンス)=こまめなケアこそが病気やケガ予防に直結する
お手入れで清潔を保つことは、健康寿命を延ばすことに役立ちます。被毛や皮膚を清潔に保つ、目ヤニや歯垢を取り除くなど、こまめにメンテナンスを行えば、病気を寄せつけない健康な体づくりに大きく貢献できるでしょう。
●環境(床)=生涯にわたって愛犬の足腰の保護になる
四本の足で歩行する犬にとって、床が滑りにくいかどうかは重要です。カーペットを敷く、フロアコーティングを行うなど、愛犬が過ごしやすい環境を整えれば、足腰の保護に役立ちます。早いうちから行うほどコスパもUP。
●知識・学習=変化の多い時代だからこそ正しい知識を身につけて
インターネットで手軽に情報を得られるようになり、情報の取捨選択が難しい時代になりました。変化の多い時代で愛犬の健康を守るには、プロの目が行き届いた情報など、正しい情報を得る手段を確保することも大切です。
参考/「いぬのきもち」2023年9月号『健康長寿につながるお金の賢い使い方』
文/いぬのきもち編集室
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