散歩を嫌がる犬もいる？散歩嫌いを楽しく克服させるアイデアとは？

犬のなかには散歩が嫌いなコもいるようですが、愛犬の健康のために日々の運動は大切ですよね。

では、犬の散歩嫌いを楽しく克服させることはできるのでしょうか？

「犬の散歩嫌いを克服させるアイデア」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に話を聞きました。

犬の散歩嫌いを克服することはできるの？

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――犬が散歩を嫌がる場合、散歩嫌いを克服することはできるのでしょうか？

白山先生：
「時間がかかる場合もあると思いますが、多くの犬が散歩嫌いを克服することができると思います。」

犬の散歩嫌いを楽しく克服させるアイデアとは

――犬が散歩を嫌がる場合、外に行きたくなるなど楽しく克服することはできますか？

白山先生：
「まずは愛犬に散歩に対するプラスのイメージを持たせることが大切です。大好きなおやつなどを散歩中に食べさせてあげたり、飼い主さんと楽しく遊ぶ時間を設けるとよいでしょう。

また、愛犬が散歩の何を嫌がるのかを理解してあげるように努め、できる限り苦手な物を排除してあげるようにするとよいでしょう。

たとえば、車やバイクの音、知らない人や他の犬などが苦手な場合は、それらと接することのない時間帯や場所を選んで散歩をさせてあげるとよいですね。

焦らずに時間をかけてゆっくりと慣れさせてあげることが大切です。」

散歩嫌いな犬に対しては早めにフォローをしてあげること

――散歩嫌いな犬に対して、無理に歩かせてもよいのでしょうか？

白山先生：
「散歩嫌いなコの健康に影響が及ぶほど散歩にストレスを感じてしまう場合は無理をさせないほうがよいでしょう。

しかし、愛犬の健康のためにも散歩は大切な習慣ですので、愛犬が散歩を本当に嫌いになる前に、散歩に対して苦手意識を持っているコに対しては早めにフォローをしてあげてください。

その際は、動物病院や獣医師に早めに相談し、そのコの状況に合ったアドバイスをしてもらうとよいと思います。」

犬は体の不調でも散歩嫌いになることがあるので注意

ーー犬が散歩を嫌がる場合、何か注意することはありますか？

白山先生：
「たとえば、シニア期を迎えた犬は、体力や筋力が落ちて以前ほど散歩に行きたがらなくなる場合があります。また、そのコが足腰や関節に痛みを抱えていたり、体に不調がある場合も散歩を嫌がることがあります。

日頃から愛犬の歩き方などを観察し、歩くとすぐに座り込む、普段よりも歩くのが遅い、フラフラしている、歩き方がおかしいなどの気になる様子がみられる場合は早めに動物病院を受診しましょう。」

愛犬がなぜ散歩を嫌がったり歩かないのか、まずはその理由に気がつくことが大切です。参考にしてくださいね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生）
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください