犬と暮らす
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中学生の息子さんと一緒にスヤスヤ。「飼い主とくっついて寝る犬」の心理を獣医師が解説
ふたりの仲の良さがうかがえるなんとも微笑ましい光景ですが、ふたりがピッタリと寄り添っていたのには理由があるのだそうです。
「撮影前日の夜は台風でした。強風とそれに伴う激しい雨音のせいで、とにかく神経質でビビりな北翔は眠れず、息子も眠りが浅くて寝不足だったようです。
台風や大雨、地震のときは、北翔は誰かのそばにすぐに駆け寄りますが、それは息子も同じで。このコンビはそのような状況のときには、お互いを探します。“ニコイチ”ですね(笑)」
不安なときはそばにいると安心する?
そんなふたりは、不安なときなどによくくっついているようですが、飼い主さんはふたりのやりとりを見ていてこんなことを思うそうです。
「台風の影響で強風で不安だし、寝不足でしんどい——北翔は息子も同じ気持ちだということをわかっているからこそ、一緒になって落ち着いたんだと思います。ふたりのあの姿を見たときは、『やっと落ち着いて眠れたのね~』とホッとしましたね」
「普段の北翔は息子のしつこい絡みを大体スルーしていますが、北翔が急に息子に甘え出すこともあります。息子はそれが嬉しすぎて北翔にかまいすぎてしまい、北翔が呆れて去って行く…なんてことも(笑) 関係性がおもしろいですね」
【獣医師解説】飼い主さんにくっついて寝る犬の心理
いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「今回の北翔くんと息子さんからは、信頼している相手にくっつくことで安心・リラックスし、落ち着いて寝ることができている様子が伝わってきますね。
犬は、甘えたいときや安心したいときに『飼い主さんにくっついて寝たい』と思うのではないかと考えられます。くっつくことで飼い主さんの体温や匂いを感じ、安心するのだと思います。
飼い主さんにくっついて寝るのが好きな犬というのは、甘えん坊なコに多いのではないでしょうか」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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