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犬が雷や花火の音を怖がるときの対処法 犬が隠れて出てこない場合の対応も

夏に多くなる雷、花火、お祭りなどの音を苦手に感じる犬は多いといわれています。では、犬がこれらの音を怖がっているときに飼い主にできることはあるのでしょうか?

「犬が雷や花火の音を怖がるときの対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。

雷や花火、イベントの音を怖がる犬は多い

犬が雷や花火の音を怖がるときの対処法 犬が隠れて出てこない場合の対応も いぬのきもち
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夏は雷や花火大会、お祭り、盆踊りなどの音が聞こえる機会が多くなりますが、これらの音が苦手な犬は多いです。

特に、雷や花火は重低音や爆音が突然鳴り響くことから、犬が怖がりやすい音といわれています。

犬が音に怖がっているときの行動

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犬が苦手な音を聞くと、尻尾を下げる、隠れようとする、動かない、不安そうに鳴く、吠えるなどの様子がみられます。ストレスから嘔吐や下痢などの消化器症状などがみられることもあります。また、その音に対して強い恐怖を抱いている場合、パンティング、震える、隠れる、パニックになることがあります。

犬が雷や花火の音を怖がる場合の対処法

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犬が雷や花火の音を怖がる場合、人がそばにいると安心するようであれば愛犬に寄り添い、独りのほうが落ち着くようであればそっと見守ってあげてください。

自然現象の雷は鳴るタイミングを完璧に予想することは難しいですが、花火大会やお祭りは日程を前もって把握しておきましょう。

ここからは、雷や花火の音を怖がる犬への対策をみていきます。

①防音対策

  • あらかじめ窓やカーテンを締め切っておく

  • 室内にテレビやラジオの音を流して外の音が気にならないようにしておく

  • 犬が逃げ込める場所を複数用意しておく(犬の身体に合ったケージが望ましく、ケージにタオルなどをかけると防音効果が高まります)

雷などの予測不能な音に対しては予報が出たり、音が鳴った段階でこれらの対策を行いましょう。

あらかじめ予定が決まっている花火やお祭りの音に対して、上記の工夫をしても防音をすることが難しい場合は、音が聞こえない場所まで出かけるか、ペットホテルを利用する方法もあります。

②静電気対策

犬が雷の音を怖がる場合、音のほかに電圧を感じていることも考えられます。この場合は静電気防止の洋服を着用したり、風呂場や車内に移動することで症状の軽減が期待できるかもしれません。

③獣医師や行動診療の専門家を頼る

犬は雷や花火の音の恐怖に慣れることはなく、回数を重ねるたびに悪化して辛い思いをするため、医療的な緩和対応が必要なケースがあることを知っていただきたいです。

かかりつけの獣医師への相談や犬の行動診療という専門科の受診も検討されるとよいでしょう。

犬が音に怖がって隠れる場合の対処法

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犬のなかには雷や花火が鳴ると家具などの間に隠れたり逃げ込むコもいます。

犬がすでに音に恐怖を感じて逃げ込んでいる場合は人が落ち着かせることは難しいため、可能な限りの防音対策をしてそっとしておいてあげてください。

犬が音に怖がっているときに飼い主にできることは少ないため、事前対策を心がけましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・山口みき先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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