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愛犬が留守番中に地震 飼い主さんがすべき「初動」対応と「事前対策」とは

愛犬の近くにいない状況で被災した場合、飼い主さんはどのような行動をすべきなのでしょうか。

今回は、「愛犬が留守番中に被災」したケースをもとに、飼い主さんがどのような初動対応や事前対策をとればよいのか、災害時のペット問題にも取り組む獣医師の大下勲先生に教えていただきました。
※災害時はさまざまなケースが考えられるため、今回紹介する初動がすべてではありません。

【被災ケース】愛犬が自宅で留守番中、震度5強の地震が発生

窓辺の床に伏せる犬
Photo by Getty Images
愛犬が留守番中に以下のような状況で被災した場合、飼い主さんはどのように動けばいいのか見ていきましょう。
  • 発生日時:平日の午前11時ごろ、震度5強の地震(※)が発生

  • 被災場所:自宅

  • 飼い主さんの状況:飼い主さん夫妻2人とも、自宅から40分ほどの職場で勤務中。
※震度5強の揺れは、ものにつかまらないと歩くことが難しいレベル。固定していない家具が倒れることもあります。

揺れで倒れることも 留守番カメラは固定して

愛犬が留守番中の初動対応
イラスト/徳丸ゆう 「いぬのきもち」2026年3月号『地震から愛犬を守るのは飼い主さんの「初動」です』
留守番カメラを利用している飼い主さんも多いと思いますが、しっかり固定しておかないと、揺れで倒れて愛犬の様子を確認できない可能性大。

留守番カメラを固定したうえで、日ごろから通話機能で愛犬に声がけをしているのなら、災害時も同じようにやさしく声をかけてあげてください。愛犬を安心させやすくなります。

隣人や知人を頼って自宅の様子を見てもらう

急いで帰宅する飼い主
イラスト/徳丸ゆう 「いぬのきもち」2026年3月号『地震から愛犬を守るのは飼い主さんの「初動」です』
留守番中は、隣人や知人にお願いして自宅の様子を見てもらえると安心。家の外からでも、「窓は割れていない」「中で吠えているよう」などの情報が得られるかもしれません。ふだんから隣人、知人と交流するようにし、災害時はLINEや災害用伝言ダイヤルなどで連絡を取ると◎。

また、出先から徒歩で帰宅することを想定し、職場に運動靴を備えておいたり、歩きやすい靴で出かけたりするのも、いち早く愛犬を助けるために大切です。

留守番中の愛犬を守るには事前に対策することが大切

固定した愛犬用シェルター
イラスト/徳丸ゆう 「いぬのきもち」2026年3月号『地震から愛犬を守るのは飼い主さんの「初動」です』
留守番中の愛犬を守るためには、事前の備えが何より大切。愛犬を留守番させているスペースだけでも、災害に備えて対策しておきましょう。

愛犬用のシェルターを設けてしっかり固定する

愛犬が逃げこめる場所として、クレートや屋根つきにサークルを準備しましょう。いずれも揺れで動かないように、壁や床にしっかり固定してください。クレートの場合は、留守番時だけテーブルの下に滑らないように設置して、より強固なシェルターにしてもいいでしょう。

家具や家電を固定して、扉や引き出しが開かないようにする

家具や家電は、地震の際に倒れるだけでなく横に大きく滑り、その拍子に扉や引き出しも開いてしまうことが。床や壁に固定するのとあわせて、扉や引き出しには子ども用のイタズラ防止ロックなどをつけておくといいでしょう。つくりつけの棚の扉も同様の対応を。

飲み水は複数箇所に置く

飼い主さんがすぐに帰宅できないケースを想定して、愛犬用の飲み水は多めに準備しておきましょう。そのうちいくつかは防水マットの上に置いて。揺れで中の水がこぼれてもマット上にこぼれるので、犬はそれをなめることができます。
留守番時は飼い主さんが直接愛犬を守ってあげることができないため、初動対応を頭に入れておくだけでなく、事前に災害に備えた対策をしておくことが大切です。愛犬と自分が被災した場合を想定しながら、必要なものやことに備えておきましょう。
お話を伺った先生/木下勲先生(木下動物病院院長 公益社団法人日本獣医師会危機管理室室員 大阪VMAT(獣医療支援チーム)副隊長)
参考/「いぬのきもち」2026年3月号『地震から愛犬を守るのは飼い主さんの「初動」です』
イラスト/徳丸ゆう
文/宮下早希
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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