犬と暮らす
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ドトールコーヒー 初めてのドッグカフェへの挑戦
愛犬といっしょにコーヒータイムを!
暗中模索でスタートした初めての挑戦
9時の開店直後より、スーツ姿のビジネスマンや若い女性などが一人、また一人と訪れるなか、犬連れのお客さまが堂々と来店されます。まずは、イタリアン・グレーハウンドを連れたご夫婦、しばらくするとトイ・プードルを抱いた男性、続いてチワワ2頭とともに女性が来店。レジで商品を受け取ると、各自が店内の好きな場所を選び、愛犬といっしょに、まるで自宅のリビングにいるかのように、ゆったりくつろいでいます。犬を連れていない人も、同じ店内で、ごく自然にコーヒータイムを楽しんでいる光景は、愛犬家なら誰もが夢見る理想の世界ではないでしょうか?
しかし、2013年のオープン当初は、ドッグエリアは全体の5分の1程度しかなく、ガラスの自動ドアで仕切られていたそうです。
「ペットモールへの出店なので、ドッグカフェにすることは決めていたものの、初めての挑戦で社内的にも経験値はゼロ。まずは、ドッグエリアをオマケ的に設けた実験的なスタートでした」と、同社で企画を担当する山本翠さん。
愛犬家の声をベースに進化するドッグカフェ
「愛犬家の皆さんはマナーがよく、愛犬のしつけもしっかりされているからこそ、仕切りをなくすことができました」と山本さん。「同時に、リードフックを随所に設置したり、壁の色を犬が落ち着く可能性のある薄紫色(※)にしたり、ソファ席やテーブルを愛犬とふれあえるよう低めのものに替えるなど、愛犬と飼い主さんに寄り添ったインテリアに一新しました」。
愛犬と気持ちよく過ごせることが口コミで広がり、愛犬を連れて訪れる人もますます増えた2017年には、とうとう全面ドッグエリア化を実現。長時間の滞在をより楽しんでもらえるように、犬用のおやつや食事メニュー、人用のごはんメニューも、新たに追加されました。
「この店は、お客さまのさまざまな声によって、ここまで進化させることができました」とイオンモール幕張新都心店の店長。「家にいるように長時間くつろげるのがいい、犬を介してここで仲間ができた、などの声が少なくありません。コミュニティとしてもっと楽しめる店を目指したいですね」。
より交流を広げるために店内の黒板を活用したり、専用のSNSを立ち上げたり、さらにはイベントを開催したり、新たな挑戦は続いています。
「昨年のクリスマスには、クリスマスの仮装をした愛犬にプレゼントを配布したのですが、140頭もの愛犬が参加してくれて大盛況でした」
犬にも人にもやさしい、店舗限定サービス
ワンプレートメニュー
“ドットわん”の犬用おやつ
ドトールコーヒーとアンディカフェのオリジナル 犬専用メニュー
貸し出し用のボウル
ドトールコーヒーショップ イオンモール幕張新都心店は、オープンして5年目を迎え、遠方からの来客も増えているそう。そして、決まって聞かれるのが「うちの近くにもこんな店があったらいいのに」というひと言。
「現在、この店舗でしっかり経験値を積み重ねているところなんです。将来、ドッグカフェのパッケージ化を実現して、同様の店舗を増やしていきたいです」と店長。全国に広がる日が待ち遠しいですね。
※取り扱い商品は予告なく変更する可能性があります。
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