仕事や用事で出かけるときは、愛犬に安心して留守番してもらいたいものですよね。実は、飼い主さんが出かける前に少し工夫するだけで、愛犬の留守番タイムはいつもより快適な時間になることがあります。今回は、愛犬の快適な留守番のために、飼い主さんが事前にできることをご紹介します。
散歩とトイレを済ませておく
散歩や遊びで適度に体力を使わせる
留守番中に寝て過ごすことで、犬はさみしさや不安な気持ちを感じずにすみます。そこで、留守番前に散歩へ連れて行き、気持ちよく体力を使わせましょう。散歩で疲れた犬は、留守番中にぐっすり寝て過ごせるでしょう。また、留守番が長時間になるときは、いつもより多く歩いて疲れさせるのがポイントです。
ほかにも、雨などで散歩が難しいときは、室内で一緒に楽しめる「引っ張りっこ」や「モッテコイ」などの遊びをするのがおすすめ。犬はしっかりと体力を使うことができるので、留守番中は眠くなるでしょう。
排泄をさせてトイレをきれいにしてから出かける
犬はキレイ好きな動物なので、汚れたトイレで排泄することを嫌います。そのため、トイレが汚れていると排泄を我慢したり、粗相の原因になったりすることも。出かける前は必ず排泄させて、トイレシートを新しいものに変えると、犬は快適に留守番できるでしょう。
出かける前は、愛犬の性格にあった接し方をする
さみしがり屋の愛犬なら声をかけないで
飼い主さんが出かけることがわかると、吠えてしまうようなさみしがり屋の犬なら、少量のゴハンを与えて夢中になっている間にそっと出かけましょう。そうすることで、「これからさみしくなる」という余計な不安を与えることなく留守番させられます。
一方、飼い主さんを見送るときも吠えない犬の場合は、「行ってくるね!」と話しかけて出かけても問題ありません。
出かける直前のスキンシップ減らす
飼い主さんが出かける間際に、抱っこしたりなでたりしていると、外出後の人の不在が強調されてしまうことがあります。さみしがり屋の犬の場合は、急に強い不安感を抱いてしまうこともあるので、留守番前の触れ合いは徐々に減らすようにしましょう。
「ごめんね」は避けて
留守番をさせてしまう申し訳なさから、「ごめんね、〇〇ちゃん…」と謝ってしまう飼い主さんも多いではずです。しかし、犬はその言葉に「これから何が起きるの?」と不安になってしまうことがあります。愛犬に留守番させることを申し訳なく感じる必要はないので、「よろしくね!」という気持ちで出かけることも大切です。
帰ったら笑顔でたっぷりスキンシップを
待ちに待った大好きな飼い主さんの帰宅に、愛犬は嬉しくて興奮してしまうかもしれません。そんな姿を見たら愛おしさのあまり、思いっきりかまってあげたくなりますが、そこはぐっと我慢してください。
愛犬が落ち着いていられるようになったら声をかけ、留守番中の触れ合い不足をカバーしましょう。その際、何かしながらではなく一対一でしっかりとコミュニケーションを取ることが大切ですよ!
このように、事前の行動に注意して外出すれば、愛犬はいつもより安心して飼い主さんの帰りを待つことができます。飼い主さんが帰宅して愛犬の興奮が落ち着いてきたら、充分にスキンシップをとってあげてくださいね♪
参考/「いぬのきもち」2016年6月号『前後の飼い主さんの対応と環境で差がつく 愛犬を安心させる留守番 不安にさせる留守番』(監修:ジャパンケネルクラブ 日本警察犬協会および日本動物病院協会認定インストラクター 戸田美由紀先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。